蒲焼きと檸檬と娘のサロン

「頑張らないうつヌケ」をモットーに。だる~く、ゆる~く、時にはタイトにチートに。

人生ヒットアンドアウェイです、とか言ってみたい。

どうも!

 

さて、個人的には本日オフにし、尻子玉全放出モードで無になっている。いや、正確には外に出て小鳥のさえずりに意識が高揚してパンツを瞬時に下ろしては履き直し、猫に二回遭遇して息遣い荒く手をわしわしさせて近寄ってはブザーを鳴らして逃げられ、ハードゲイに三回ホラれた。それでも人生ハッピーだ。こう言うのを脳みそ花畑のハッピーセットと称する。

 

なお、パンツにはヘンなシミがついてた。

 

ともあれ。

 

基本的には読書&賢者タイムである。アニメもちょこちょこ覗いている。ネットサーフィンは・・・あまりしていない。実はストレスが溜まるからものだからだ。

 

読んだものを少しばかり紹介。

 

 

 

 

 一冊目は随分前に購入したものだ。アマゾンではロングセラーになっていて、悩める現代人の処方箋になっている節がある。仏陀流悩みのいなし方ノウハウがたっぷり詰まっている。

 

でも、買った当時はなんだかあんまりピンと来なかった。あまり心理療法的な手法に信頼を置いていなかったこともある。セロトニン活性がどーだの、副腎皮質刺激ホルモンがどーだのと、頭でっかちだった時分だったことが大きい。

 

別の書にある一節だが、「雑阿含経」の中で仏陀はこう言っている。

 

「正しい考え方を知らない者は、苦しみを感じると、嘆き悲しんで、いよいよパニックを起こしてしまう。これは、第一の矢を受けてから、さらに第二の矢を受けてしまったようなものだ」

 

と。

 

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「第一の矢」。これはもう、しょうがない。人生にはつきものだ。仕事では嫌な人に会うし、恋人と別れたり、愛する人と死別したりする。この現実を受け止めるために一定程度の心の弾力性とアソビを持たせる必要がある。だがこれには経験が必要で、一朝一夕にはいかない。日頃の訓練が必要である。その積み重ねが、その後引き起こされる過剰な心の反応、「第二の矢」で受けるダメージを最小限に防ぐ知恵になる。

 

個人的にも色々試しているけど、効果のあるものを臨機応変、変幻自在に組み合わせ、掃除してたり、家事をしてたり、うんこしてたりと、日々の生活の瞬間瞬間で楽しみながらネガティブな想念、否定的な思考とうまく付き合う術をそれぞれが身に付けることが必要だと思う。その辺の知恵が上の二書にはふんだんに盛り込まれている。

 

ただ、「反応しない練習」と言うのは、なんだか太極拳みたいな、悩みをふわふわと柳の葉のように抵抗するでもなく、身を任せるままに受け流す、そんなイメージがあるかもしれない。まあ、実際のところそんなニュアンス、匂いは確かにある。東洋的だ。

 

大昔、仏陀は苦しみの根源を執着にあると言った。求めてやまない心。得られてもすぐに渇き、いやむしろ求めるものを得られない事の方が多かろう。それが人を苦しめる。いや、頭では分かってるんだけど、人間にはどうしたって根源的な欲求がある。その中でも厄介なのが承認欲だろう。これは人間にしかないもので、ある意味人間を人間らしく特徴づけるものだとも言える。

 

ルフレッド・アドラーも承認欲求を否定している。否定していると言っても、これを完全に捨て去ることは難しいのだが。ただまあ、承認欲に囚われていると他者の価値観で生きる生になり自分の自由な生を全う出来ない。万人に好かれたいなどと言うのは到底無理な話で、全ての人を笑顔にすることなども勿論できない。

 

話が逸れたが、「反応しない練習」では執着以前に悩みを作り出しているものがあると説く。それが「心の反応」だと言う。

 

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何かを考える。イヤなことがあって、つい腹を立てる。思い通りに行かない現実に焦ってしまう。他人の目を感じて「何か悪いことをしてしまったのかも」と疑ったり不安になったりする、などなど。

 

さらに、これが表に現出すると、カッとなった怒りをぶつけて人間関係を壊してしまったり、大事な局面でつい緊張してしまって能力を出せずに失敗してしまう。忌まわしい過去をつい思い出して「あのときああしていれば」と苦い後悔に沈んでしまう。つい考えすぎて「やっぱり自分は駄目な人間だ」と落ち込んでしまう・・・あ、ここらへんの事例は本からまんま引用しているのですがねw。

 

まあ、長い人生こう言う経験は積んでおいた方はいいとも言える。それも、なるべく早い時期に。でも、悩みの対処法を身に付けるに越したことはない。不安や恐怖を客観視する「ラベリング」とか、マインドフルネス的「今ここ」に意識を振り戻すなど、割とオーソドックスな手法が紹介されているが、まあ読み物として非常に感覚に落とし込みやすいのだ。

 

悩みや不安、怖れなどと言ったネガティブなものを排除したり切り捨てたりする事は出来ない。これらは大変な寂しがり屋でもある。なだめたり、すかしたり、うまく折り合いをつけていかなければならない。ポジティブとコインの裏表の関係にあるもので、よくあるポジティブシンキングをしましょう的なポジティブハラスメントではうまく行かない。等しく統合する技法を身に付ける必要がある。そして、ネガティブがあるから何かを達成したときや、努力が報われたときなんかの喜びと幸せが質感を帯びるのだ。クオリアと言うやつか。

 

私個人としては脱フュージョン、ラベリング、エモーショナル・スケーリングと言った手法を組み合わせて使っている。なんだか横文字が並んでしまったが、大体がネガティブな思考や感情を他者視点で見る手法だ。

 

例えば脱フュージョンは「俺はダメなやつだ・・・。」と言う強迫観念が頭から離れないのだとしたら、「俺はダメなやつだ・・・。」と小さく口に出してつぶやいて、胸のあたりのずきずきした痛みなんかを体感して「・・・と思った。」と言うのをすかさずくっつけ、さらに「俺はダメだ、と思った自分に気づいている」と言う一節に繋げていく手法である。ラベリングはリアルタイムで実況中継的に自分の心中を客観視し、「あ、俺は今不安を感じているな。」とか、「あ、俺はいま過去のあんときのことを思い出して後悔しているな。」などと言語化すること。エモーショナル・スケーリングは「今の不安・恐怖は(あの時のやべえ体験を100とすれば)20くらいかな。」などと、感情と言う数値で表せないものをあえて数値化することで可視化し、感情をコントロールするテクである。

 

これは一回二回の実践ではだめで、上述したように日常の中にゲーム感覚で取り入れることによって熟達し、効果も目に見えて上がっていくものである。脳が新たな神経経路を割り当てるイメージか。なので、色々書籍を当たって試してほしいと思っている。あ、過去記事で再三紹介していますが、下記の書もどーぞ。

 

 

さて、長くなったが二冊目の書である。

 

オプティミスト。和訳すれば「楽観主義者」だ。反対に「悲観主義者」はペシミストだ。

 

確かに生まれ持った器質もあるだろうけど、上の書はポジティブ心理学の始祖、マーティン・セリグマン博士が膨大な実験データと知見に基づき、後天的な努力で勝ち取れる楽観主義的思考を紹介している。けして楽観主義者だけが成功するのだよふっふっふ的な上から目線の本ではない。

 

しかし、だ。

 

その訓練法に至るまでが長え。第14章くらいまであるのだが、その方法が第12章くらいから書かれているのだからなかなかたまらない。だが、読み物としても十分に好奇心をびんびん刺激してくれる内容にはなっている。

 

方法論としては認知行動療法的な手法に基づいており、ネガティブ、否定的な思考に論理的に反論していくツールである。これまた精緻化された練習法が示されているが、訓練が必要である。だが、いったん身に付ければ一生の宝になる、とセリグマン博士は言う。

 

個人的には、ネガティブなものとうまく折り合うには論理的な物差しを持つことと、さっきの脱フュージョンなどの手法に代表されるように、他人事のように悩みを俯瞰する視座を手に入れることが重要なのだと思う。これにはやっぱり時間は必要だ。だが、いったん身に付ければ一生の宝になる。(重要なことなので二回言いました)

 

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なお、二冊目の書には自分が楽観主義者か、悲観主義者かを測るテストがある。結構ドキドキもんだったが、意外にも結果はわりかし楽観主義者であった。メンヘラなのにだ。勿論、数年前以前にこの書に触れていたら、とんでもないバッドスコアになっていたに違いない。なお、メンヘラでもバッドスコアでも大丈夫、とセリグマン博士は爽やかに言ってのけている。後半の訓練で楽観主義は身に付くからだ。

 

とまあ、今どかどかと色々な本を買いあさっているのだが、哲学・心理学系が多い。世界情勢とか、政治経済とかはさっぱりである。んで、日頃は勉強があるから、コマ切れ時間の捻出にひと工夫必要になる。まあ、お察しの通り積読状態である。

 

さて、もう一つ。

 

ルフレッド・アドラーうつ病患者にこう言ったそうだ。

 

「あなたのうつ病は二週間で治ります。他人を喜ばせることを考えなさい」

 

だったかな。

 

勿論、昔の私だったら猛反発していただろう。生物学的ななんちゃらをわちゃわちゃと持ち出し、偏桃体が暴走しているのだからもうだめだ、だの、そんなエネルギーは枯渇している、やれるものならとうにやっている、出来ないのだから自分を責めて毒を浴びているんじゃないか、とかなんとか。あるいはフロイト先生だったら、「抑圧された怒りとリビドーが屹立した男性器のように云々・・・」などと説明をつけるかもしれない。

 

でも、生物学的な見地から言ってもこれは実は理にかなっている。

 

他者貢献とか、そこまで行かなくても他人に承認を目的とするのではなく、見返りを求めずに親切にしたりすることでオキシトシンと言うホルモンが出る、って話はどこかで耳にされた方もいらっしゃるかもしれない。これはセロトニンの蛇口を緩める効果もある幸せホルモンだ。

 

まあ、本当にエネルギーが枯渇してどうしようもない時期は薬を飲んでしっかり休むしかないのだが、薬が効き始めてなんかしよっかなー、と言う思いの片鱗が出てきたら、朝散歩とか、有酸素運動、プラスでストレスにならない範囲で家族の手伝いをしたり、誰かに親切にしたりするのはけして益になりこそすれ害にはならない。二週間で治るかどうかはちょいと分からないし個人差もあるだろうけど、ストレス耐性だって上がるのだ。

 

とまあ、そんなこんなで、ネガティブを敵とせずにうま~く付き合っていきましょう、と言うお話でしたとさ。

 

さてさて。

 

鬼滅の刃」、終わっちまったんデスカーーー!?

 

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いや、私の中では未確認飛行物体だ。つまりUFOだ。いや、そうじゃない、未確認情報だ。認めん!断じて認めんぞお!!

 

・・・いや、あのね。

 

テレビアニメはつい先日観終わった。随分長いことかけて。後半はスピードアップ&ヒートアップした。

 

それ以来ね、私は恋に目覚めた乙女のようにこの作品に恋い焦がれ、書店を奔走しているのだよ。しかしだ。どこ行っても無情にも摘まれた花畑のように無惨だけに無惨に、「鬼滅の刃」コミック置き場は蹂躙され、最新刊とかしか残ってね~んだよおおお!いきなり最新刊見てど~すんだよ!wファック・トゥ・ザ・フューチャーじゃねえんだぞ!

 

なので、ジャンプも断片的に見るのもなんだかな~、って感じで過ごしてきてたので、それこそ「鬼滅」に執着している。仏陀だったら菩提樹の下で瞑想でもしながら冷静に時を待てるのだろうが、私はただのボンクラでございます。

 

そんなところで終わる。では。/おしまい。

 

(おまけ)(※このシリーズ。「中二病アフレコ」の方がおもろいと思うけどなぜか出てこないので気になる方は以下をどーぞ。一応ネタバレ注意。)

 

→「中二病アフレコ」:https://www.youtube.com/watch?v=9W1tOT37m6Y

 


パワハラ会議をビジネス語に変換してアフレコしたら意識高すぎてカオスwwww

 

>ちゃんこ様(id: chanko_bamboo   

 

コメントありがとうございます!

 

「異種族レビュアーズ」、実は三回観ましたw。クリム君が堕ちていく過程がなんかクセになってしまい・・・。

 

>切株おやじ様(id:  masuhiro6595    

 

コメント、ありがとうございます!

 

瞑想、なんとか日課として定着してくれました。定着するまでが一苦労ですね。

 

モカリーナ様(id: mocharina09    

 

コメント、ありがとうございます!

 

ジョギングもいいですよね。お日さまの光を浴びると言うのはとても健康にいいです。運動の強度とか、成長ホルモンを軸に組み立てるといいらしいので、次回はそんな所を記事にしてみようかな、と思います。

 

>タコスカ様(id: kefugahi    

 

コメント、ありがとうございます!

 

なかなかテンポもいい作品なので、機会があったら再開していただければ・・・。いい意味で問題作です。

 

>猫p様(id: nkobi1121    

 

コメント、ありがとうございます!

 

たいていの連番はいい意味を持っているようです。勘(霊感?)が鋭くなってるとか、インスピが浮かびやすいとかいろいろ言われていますね。 

 

 

 

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うつ病闘病記(仮称)■
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