蒲焼きと檸檬と娘のサロン

「頑張らないうつヌケ」をモットーに。だる~く、ゆる~く、時にはタイトにチートに。

仏の顔って何度まで?

どうもおばんです。

 

おおお三日連続更新だ。完全自己満で満足している。

 

はてさて、今日はお寺で仏前婚儀があり出張ってきた。

 

スーツで出向いたのだが、男手が少なくガテン系の仕事が多かった。ここで前職(まあ今でも時々手伝いには行くけどさ)のマットレスオンマイショルダーランニングオアウォーキングスキルが活きる。人生に無駄などないのである。

 

でも。

 

自分は目下頭脳労働を志し舵を切ってるつもりだけど、なんか今日はガテン系の方が向いてる気がしてきたのだった。

 

今日はライトに日記的な話にする。とてもいい式だったのだ。

 

配置につく。私は参道のコンクリの上の砂利とか落ち葉とかを掃く仕事から始まった。あとは随時、駐車場に入りきらないほどの車が来たら誘導する役目も仰せつかる。

 

お寺の三男がやってきた。

 

「お出かけデスか~、レレレのレ~。」

 

と言ってみた。

 

「何それ?」

 

ときょとんとしていた。

 

今どきの子供はレレレのおじさんも知らんのか!(老害

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うそうそ。

 

三男坊と落ち葉集めを始める。

 

「ちゃんと徳を積むとこれ一枚一枚がお札に化けるんだよ?」

 

「うそ!?イオンのゲーセン買い占められるかなあ?」

 

純粋な子供に何言ってんだ俺。

 

そう言う煩悩まみれの徳積みなど聞いたこともない。ご本尊の前で恥を知れw。

 

掃く。掃く掃く。心の穢れを清める。阿頼耶識にある(らしい)汚れた種子を焼き尽くす。これが仏の道である。マザーテレサは言った。「大きなことをやる必要はない。小さなことを大きな愛をもってすることが大事なのよ。」と。でもマザーテレサを持ち出すとバックにおわす神様が喧嘩しそうだ。

 

やがて。

 

わりかし綺麗になってきた。三男坊も動く動く。

 

ここは神様が通る道であり、幸せなご夫婦が通るのだ。

 

と、思っていた。

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流れなど全然知らない。普通の結婚式場とかの結婚式には何度も行っているが、仏前婚となると勝手が分からない。それもまた一興ではあるけど。

 

何度もご親族の方ですか?とか、あれやこれはどこにありますか?とか聞かれるけど、一度だけご住職さんですか?と言われたのはびっくりした。頭丸めてないやん。

 

お昼。お寿司である。お寿司は至宝である。漁師の町なのだ。魚料理やお寿司は名店が多い。ついでに言えばラーメン屋さんも激戦区になってきている。ちょっとした食のホットスポットでもある。

 

式は午後二時から。そのくらいに新郎新婦が外から来る、と聞いていたような気がしたが聞いてるようで聞いてなかったのだ。

 

もう本堂の中にいた。あれ?

 

すすす、と私が想定していた方向とは逆側から新郎新婦が出てくる。私が掃き清めた(つもりの)コンクリの上に敷かれた赤いシート(?)の上で写真撮影。ああえがった。こう言う瞬間はほっこりする。そして心から幸せになってほしいと思えるのだ。

 

あ、別に新郎がおまけと言うことを言っているのではない。門の外を行きかう女子高生やお婆さんがあらあ?綺麗なお嫁さんだこと~と言うてる。せやろ?(なんでオレが威張るねん) 

 

さしずめ私はお刺身のツマみたいなもので、引き立て役なのだ。それが黒子に徹すると言うことだ。影となり風景に溶け込み隠密に動く。三男坊が忍者に少し興味があるらしかった。

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式が始まる。二時五分前くらいにすすす、と脇の入り口から入る。

 

長女と次女がお琴を弾く。和尚さんがいっぱい入ってくる。皆さんそれぞれに役目がある。全ては二人の門出のために。

 

と。

 

お琴を弾いて戻ってきた次女と三男が私を笑わそうと私の方を向いて、おかしな顔やジェスチャーをする。やめてくれ頼む。

 

和尚さんが実にいいことを言った。

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要は仏陀の教えの根幹にある「縁起」の概念だ。もう少し抽象度を下げてなじみ深く身近な概念にすると「縁」の話でもある。「縁」とは仏教にしかない考え方だ。この世は人だけではなく、森羅万象あらゆるものが全て繋がっている。相互作用・相互関係。それは無限で複雑怪奇だ。

 

その中でとりわけ、人に与え、与えられる関係性を意識する。この教えは、何度心に叩き込んでも叩き込み切れない、魂に刻むべき教えである。

 

ルフレッド・アドラー流だと「共同体感覚」とか「GIVE&GIVE」(後者は違うと思うけど)、と言ったような考え方にもちょっと近い。ざっくり言うと人は人の幸せに貢献して幸せを感じる生き物なのだ、と言うことでもある。無私の愛ではあるが自己犠牲はやや歪みがあり、反対に自分のエゴを満たすことばかりが行動理念・原理になると道を誤る。

 

「歪みねえな!」

 

てなことを。

 

また私の心のどこか深い所に大事にしまったのだった。

 

いや、それより。

 

その場に居合わせた人たちのご健勝とご多幸を心から祈る。最後は般若心境で締め。般若心境の締めは「ソワカ!」である。つまり個から全体へ。ワンネス的な。自我の崩壊を促すのだ。

 

でも、読経で「ソワカ!」って言ってたっけ?仏教について知ってるようで知らない私なのだった。

 

あとは外で記念撮影。ア~ンドお神酒を呑む。

 

「先生、呑めるくちですか?」

 

「強いんだか弱いんだかよく分からない所がありますけど、暫く呑んでなかったのでちょっとだけ・・・。」

 

のんでみた。

 

(心の中の本音)うんめえ!何このお酒!樽ごと抱えて帰っていいすか?

 

新潟の銘酒だった。

 

長女が「呑めば呑むほど強くなる?」とかマニアックなことを聞いてきた。ジ〇ッキー・チェンだろそれ。いや、たぶん強くはならないと思う。非暴力主義、ガンジーのような男なのである。

 

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少しずつ関係者が次の会場へ移り始めた。私含めスタッフはそろそろ上がりかな?と思っていたが、スタッフさんはもう二人は女性で所用もあり解散し、わりかし肉体労働向きでたいした予定もない、おっぱいのことしか頭にない野郎である私が抜擢された。そう、撤収準備である。

 

飾ってあった花を花瓶から摘む。おし〇このことではない。それを新聞紙に丁寧にくるめ、マッハでお堂を汚さないように運ぶ。あた!あたたたたたたたた!!

 

重たいもの。軽いもの。運ぶ運ぶ。

 

お寺とはとても忙しいものなのだなあ。しみじみ思った。和尚さんはこれから通夜に出かけまた明日は葬儀なのだそうだ。基本、普通の日も滅多に落ち着いてることはない人である。

 

しかし。

 

色々な人に光を与え希望を与える仏の道と言うのも、なんとも尊いものである。

 

私はまあ・・・、お寺向きではないけどさ。人生相談みたいなことは時々やってはいるけど。

 

そんなこんなで後半は怒涛だったが終わった。

 

最後に玄関で昼に食べたお寿司とかお裾分けとかを受け取る。あざすざす!!

 

そして・・・。

 

その袋の一番下にひっそり。諭吉が眠っていたのであった・・・。母親が見つけたw。

 

今、神棚に飾っております。大事に使わせていただきます、へへ~。

 

以上!/おしまい。

 

アメリッシュ様(id: funyada   

 

  コメント、ありがとうございます!

 

人類補完計画」ですねw。はい、一回一回の吐き出し作業は地味ですけど、たまに思いついた時にやってるとメンタルに効きます。

 

> タコスカ様(id:kefugahi   

 

コメント、ありがとうございます!

 

墨は服につくともう取れないですからね。

 

長谷川大尉!愛しておりました!

 

竹刀のやつも超好きです。戦争のやつはまだようつべにありますね。個人的に「男狩り」が観たいです。

 

>Green様(id:  shiho196123   

 

  コメント、ありがとうございます!

 

頭はあんまり良くないと思いますw。Greenさんの記事も本当に分かり易いし腑に落ちます。

 

モカリーナ様(id: mocharina09    

 

 コメント、ありがとうございます!

 

安価で結構な頻度で教室を開いてるんですよね。バイタリティのある先生です。書の方は・・・近いうちに・・・。げふんげふん。

 

>猫p様(id: nkobi1121    

 

  コメント、ありがとうございます!

 

書は集中力が途切れるともろに乱れますw。あ、茶道は確かに和菓子が食えますね。

 

>ちゃんこ様(id:  chanko_bamboo    

 

  コメント、ありがとうございます!

 

こちらこそ!いつもありがとうございます!「ダンベル何キロ」の動画はやばすぎました。笑いすぎて腹筋と喉ぼとけ及び、鼓膜がやられましたw。

 

 

 

 

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