エンジョイメットライフ。
オレはルイ―ジ。マリオの弟やねん。
世の人々はオレのことを影が薄いとか、いやそもそもマリオの影だとか虫けらだとかキンタマーニだとか色んなことを言う。まあ、誰がなんと言おうと、オレはオレやねん。
一回こんなことがあったで。
オレら衣装がえしたらたいした違いなんてないやろ。まあ、オレの方が少しばかり痩せぎすだけど、アニキはしょっちゅうオレのオ―バ―オ―ルを間違って着ていくんや。
一回な、オレの緑のオ―バ―オ―ルの股間に納豆をまぶしておいた。イカすやろ?
だが、なぜか次の日の大舞台で二人同時プレイに駆り出されてな、アニキはそんときに限って衣装を間違えんかった。
一人プレイなら、アニキがオレのオ―バ―オ―ル履いて出ていってもまあ、プレイヤーはあんまり気がつかん。だから最近はめんどくさいからそのまま放っておく。
だが、この日に限り、アニキはスクランブルがかかった刹那、目が輝いて自分の赤いほうを履いて速攻出ていったんや。
オレはオレの緑のオ―バ―オールを履いていかざるを得ない。股間にゃ納豆だ。ピ―チ姫に嗅がれたら終わるやん?ピーチ姫助けていっしょにベッドに入るのはアニキちゃう、オレやねん。
緊急なんで替えの衣装を探した。アニキのビガーパンツ、アニキのやたのかがみ、アニキのブルマ、アニキの宴会芸の時に使う銀色の丸い板…あれや、ア○ラ100%なんかが使ってるやつや。
しょ―もない履き物しかあらへん。
ワイはあのオ―バ―オ―ルが一張羅で、基本下半身裸との二択やねん。とりま、後者で出ることにし、ノコノコってカメがおるやろ?アレの甲羅で股間を隠すことにして、キリとゴムを持って外へ出たんや。まあ、天狗のお面着けた感覚でピーチ姫の前に立とう思てな。
するとな…。想像もしないような光景が目に飛び込んできたんや。
アニキが1mも進まずに倒れてて、アニキの身体で無限1upしてるメットがいたんや。だからそこらじゅうメットだらけや。
ワイは逃げた。もうピーチ姫どころやあらへん。キノコ王国なんざ知ったことか。大金積まれてもイヤやねん。
だがな、「ピンチはチャンス」って言うやろ?
オレはやおら振り返り、持ってたキリとゴムをおもむろに飲み込んだ。
あれや、「ワ○ピース」ってマンガで見たんや。主人公、ゴム食うたから手足が伸びるゴム人間になったんやろ?キリも飲んだら最強や。今日は亀○の日や!
・・・
・・・・・・
・・・ぐふっ。
くそっ・・・。目が・・・くらむ・・・。ジ○ンプの嘘つき・・・。何が「友情努力勝利」や・・・。
・・・
・・・・・・
数ヶ月が経った。
大量発生したメットは、汚い堀に大量発生したゲンゴロウが殺虫剤で死滅するがごとくキノコ王国のキノコ毒で掃討され、クッパもまた、食あたりでこの世を去り、ピーチ姫はあっさり救出された。
クッパ姫は降りたつ。かの約束の地に・・・。
「・・・。」
風が鳴っている。ここに、マリオとルイ―ジの兄弟は志半ばどころか、出オチばりにドヤ顔で散ったのだ。
「・・・・・・。ダイイングメッセージがあるわ・・・。」
目を凝らすと、かつてマリオとルイ―ジの亡骸があった箇所は白チョ―クで縁どられており、血文字が指先にあたる所に微かに見て取れる。ピーチ姫の胸中は複雑であった。
「マリオ・・・。ルイ―ジ・・・。」
様々な感情が入り交じる。ダイイングメッセージを読んだ。
「toto」。(マリオ)
「roto」。(ルイ―ジ)
・・・
・・・・・・
「結局カネ目当てかよ!!あのクサレ兄弟!」
ピーチ姫は勢いで仰け反り、そのまま姿勢が元に戻らず生涯を悔いなく終えたと言う。/Fin
さてさて、本日は休みでございました。
イブですね。それについては特に何の思い入れもございません。リア充は・・・あ~あれだ、リアルが充実してるなら大変結構な話である。
今日は図書館行ってべんきょ―しようと目論んでいたのだが、朝起きたときミョ―に寒く、また布団にもぞもぞ戻って次に目覚めたのが昼過ぎであった。
図書館遠いし、なんで俺ばっかりがこんな思いをッ!と、拳を床に叩きつけたら石油と黄色い汁が出てきた。それをコネて人型にし、命を吹き込む。
お前の名はアダム。神の子だ。なんぞ、創造主の真似事をしてみる。しかし、アダムはやたらと性欲が強く、私の背後をとり腰を振り始めた。
「この親にしてこの子ありか・・・。」
私は、目の前にあったラブライブのキャラクターのフィギュアに命を吹き込む。まあ、男がアダムと来たら女性はイブ、と相場が決まっている。少しばかり、アダムの意識を私の肛門から逸らさねばなるまい。
「!」
アダムは反応し、イブを一瞥する。
しかし。
すぐに死んだ魚の目になり、私の肛門に指を立てようとがっついてきた。
「ブルータス、お前もか。」
私は意味不明な反応をした後、イブのパンツを脱がせてアダムの視線を覆い、散髪に出掛けることにした。
イン床屋。
「このジュノンボ―イみたいな髪型で。」
だが、鏡を見ていると出来上がっていくのはなんかエスパー伊東みたいな感じの私だ。まあいいや。ジュノンボ―イになるのは来世でいいだろう。
いや。ごめんなさい。真面目な話をしますね。
ただ、マジもんで真面目なネタがない。困ったものである。
いやまあ、いつもは何となく説教臭い話を書いている。その路線の話は実はあまり現時点では発展性がない。割と私自身がぐるぐるしていたりする。
まあ、迷うよりは行動だ。徳積みが趣味であり実益であり天職でもある。
だが、長い人生、身体も心も動かない時もあろう。それは私とて当然例外ではない。そう言う時に如何に自分を否定しないか、と言う所の取り組みは、結構泥臭い。
もちっと効率のいいやり方はないもんかねぇ・・・。まあ私はその泥臭いやり方で自分を責めたり否定しなくはなったけどさ。とりわけ、これから人生の荒波に揉まれる人に対してはねぇ・・・。
まあ、引き続きゆっくり考えるとします。
さてさて、せっかくの年の瀬だ。一年がバタバタと過ぎた方が大半だろう。申し訳ないが私は秋口から冬の入りあたりはかな~り悠々自適であった。ヘンな目線で言うのではない。
その分これから気合いを入れる。フンドシを締め、結び目のあたりが痒くなるくらいに。
秋口から冬の入りあたりに取り組んでいたのが、先ほど触れた心の何らかのブレーキを外すとか、内観の類いである。まあ、人はそれぞれ、やりたいことをやるべきだよなあ、って気は実感として強まった。
大企業とかで出世して~、みたいなモデルケースが理想像で、それがやりたい事なら全然構わないんだけど、みんながみんな、そうじゃないじゃん?
あ、またいつもの話になりそうだ。
自由にはどうしたって責任を伴うんだけど、長いものに巻かれることが正しいわけでもない。あくまで生き方なんざ相対的なものだ。まあ、公序良俗に反するとか人様に迷惑をかけるとかはあかんが。
てな訳でこのモ―ドは止める。
また数学をやりたくなっている。しかし、全分野をこなすときに、まだ全然手をつけていない単元があるので、外堀を埋めるのが滅茶苦茶かったるい。整数とか確率、数列と微分あたりはすごい難問でも解けるのだが、他の単元は穴だらけだったりする。なんじゃこの落差は。
まあいい。そんなものなのだろう。
気楽に行きましょう。目の前の現実をコントロールしたいと言う欲求から楽になると、滅茶苦茶楽です。そこに至るまでは泥臭いけど。だからその泥臭いとこをどう効率化するか。引き続き、短期的にはここでぐるぐるします。
では。/おしまい。
>切り株おやじ様(id:masuhiro6595)
コメントありがとうございます。
確かに文明が発達する前に関しては、人間は生存本能に根差した生き方で生き抜いてきた所はありますが、こうも文明が高度に発達し、日々しがらみやら何やらメンド臭いものを抱えがちな現代人の幸福なり生き残り、と言うのは、もう少しばかり掘り下げてみる必要がありそうです。