蒲焼きと檸檬と娘のサロン

「頑張らないうつヌケ」をモットーに。だる~く、ゆる~く、時にはタイトにチートに。

ロックスターよ永遠に。

つかつかつか・・・

「失礼します。」

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 「入り給え・・・。ふむ。君は・・・。当非営利法人サンタクロース協会東京支部 デリバリー部配属希望、だったな。」

 「はい。サンタクロースの愛をあまねく届けんがため、粉骨砕身頑張る所存です!」

 「昼夜問わず、子供たちに夢を届ける大事な仕事だ。やりがいはあるが慢性的に人手も足りず大変だぞ?無論クリスマスシ―ズンが最も多忙だが、クリスマスの日だけが仕事ではない。遂行できる自信はあるのかね?」

 「はい、体力・精神力ともに十分に練磨し、充実しております。必ずや!」

 「ふむ・・・その証拠を見せてもらおう。これから別室にて筆記試験・そして・・・水着審査を行う。ここで着替えたまえ。」

 「・・・え。」

 「聞こえなかったのか?別室にて筆記試験、そして、水着審査だ。」

 「・・・あのう・・・。筆記試験は分からんでもないですが、水着審査ってなんですか?」

 「言葉通りの意味だが?」

 「それとサンタの仕事と、何の関係が?」

 「私はね。個人的に、君に目を付けていたのだよ。今か今かと、君がこの面接室に来るのを待っていた。この面接は形式的なもの。筆記もさほど難しいものではない。メインはこの水着審査でね。アイドルにもよくあるだろう・・・枕〇業とか・・・。これを口外しなければ、君の便宜は全面的に図ろう。どうだね?」

 「・・・・・・」

 「奥様も第二子のご出産が近いんだったな?ここで勤めるより、物理的にも経済的にも基盤は整う。悪い話ではないはずだ。」

 「・・・いや。ちょ、ちょっと待ってください・・・。私にそんな趣味は・・・。」

 「君の趣味嗜好は問うてない。」

 「チワース!ご注文いただいていたうな丼2つ、お届けに上がりました~!」

 

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 「・・・うっ・・・」

 「さあ!これを食べて精をつけ、楽しもうではないか。」

 「ひっ!?もう脱いでる!?わ・私は!私はっ!」

 

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 「もう、逃げられへんで?」

 「なぜ・・・なぜ急に関西弁に・・・。う、うわああああああ!」

 ぱっくんちょ。

 その後、男を見た者はいない・・・

 ~FIN~

 

>切り株おやじ様(id:masuhiro6595)

 

コメントありがとうございます。

 

そうですね。気にしちゃいけないものでいつまでも悩むのは時間とエネルギーの無駄遣いですからね。

 

>モカリ―ナ様(id:mocharina09)

 

コメントありがとうございます。

 

お久しぶりです。

 

「死」と言うものはそんなに悪い、ネガティブなものではないんですけどね…。人間には根源的に「死の恐怖」が備わっているので、如何にそれを意識しないほどに時間を有効に使うかが鍵なのでしょうね。