蒲焼きと檸檬と娘のサロン

「頑張らないうつヌケ」をモットーに。だる~く、ゆる~く、時にはタイトにチートに。

「原発の町」女川町旅&食レポ。

どうも!

 

今日は急遽幼馴染み(♂)が帰省、アッ――っと言う間に休みが終わってしまいました。記事も書きたいことはあらかた決まっていたのであるが、どっちかって―とやっつけ気味になると思う。 

 

友人とは11時くらいに経ち、宮城県の女川町へ。

 

女川町。「原発の町」とも呼ばれる。これは近隣地からも、少し遠方の土地からもこの呼称で言われることは多い。「原発」。いずれ、記事で思うところを書くつもりでいるが、ネット上で政治色の強い内容は書きたくないので、コストやらエネルギー問題やらの切り口になろうかと思う。

 

 さてさて、原発の話はとりま置きまして。

 

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向こうに鹿が見えるぜ!

 

写真に撮るとどうにもショボい。臨場感と迫力に欠ける。

 

「白鹿のモニュメント」。初見のインパクトは素晴らしかった。ああ、海外行きてぇ。(なにいきなり)

 

海外諸国。見ると観ると聞くとは違う。違いすぎる。ああ行きてぇなああ行きてぇ。

 

海外旅行行きたいだけで記事が埋まる勢いなのでこれくらいにして、ここは私の住む土地から程近い女川町。まずは女川に愛をッ!

 

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私は今は車を持っていない。外にはしょっちゅう出るが、基本は市内か仙台に行動圏は限られていた。しかし、女川。ええやんけ。

 

プチ旅行は12月に入るとちと寒いので、それまでに2回くらいはしておきたいと思った。行くところは居住の市内と仙台、およびその沿線以外のどこか、である。

 

今月末から新規で、追加で始まる家庭教師のお宅は県央なので、そっちでわくわくしている。

 

どうせなら仕事でわくわくしてほしいものだ。いや、教育業が天職ならそりゃあわくわくもするだろうがねぇ…。こればっかりは。勿論仕事だからプロの役目は果たすけどそ―ゆ―ことじゃなくてさ。

 

まあいいや。

 

家庭教師宅訪問の時間までは間があるので、朝っぱら早く出ていって既存ル―ト上になかった路線で色々な駅周辺を長い目で見て探索したい。パワースポットなんかも色々ある筈だ。

 

だが、季節は冬へ向かう。これは確実だ。んで、基本的には契約は高校受験までの指導となっている。

 

腹を壊したらど―するよ。

 

うんこもらすと後がない。これは痛い。もらしたらアウトのアウトレイジな世界に生きなければならない。ど田舎に行くとコンビニがないないな~い!なんて事態はざらなのだ。

 

まあ、そんなにハラが弱いわけでもないのだが、冬はねぇ…。まあ、普通にコロナのリスクだってあるのだがどちらかと言うとハラを下す方を心配している。

 

んで、心配事の9割は起こらない。クレア先生の教えである。

 

 

 さてさて、話がずれている。旅レポは要はニガテなのである。

 

カレ―を食った。

 

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友人はカレ―、私はカツカレー。(なに、この淡々とした食レポ)

 

右脳でもっさり掴んで左脳で翻訳するのが得意な筈なのだが、食べたものを五感で味わうとかイメージもりもりで修飾するのはバリバリ得意分野なんだけど、語彙が追い付かない。こ―ゆ―のはリクツじゃないのだね。

 

得意な人を羨む分野ではない。食レポが上手い人の食レポは写真からして違う。言葉選びの巧みさは芸術の域に達していたりする。だがあえて、そう言う普段使わない領域の脳みそを稼働してみるのも逆バリ的でいいだろう。

 

受けて勃つ❤️

 

芳醇な香りを漂わせ、見目麗しいおフラ~ンスなしょうしゃな雰囲気の…。

 

しょうしゃ。

 

う~ん、字~からしてアヤしいな。スマホゆえの弱点。文字のカタマリになるとたまに弱点を露呈するスマホのお可愛い所である。

 

やめだ!やめやめ!

 

芸術とはッ!こう言うものを言うのだッ!!

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かっけぇ…。

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なんか、たまたまビ―トルズの「ホワイトアルバム」などを聴いている。

 

青に映える白。白に映える青。白に映える白。

 

 

 

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アニミズム。ありますねぇ。確かに神道の世界にも鹿はシンボリックな存在感を持つ。名和さん、目の付け所が違いすぎる。

 

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幼馴染みの話によると、女川町は復興の一環として駅周辺およびイベントで各界、とりわけ芸術や建築の分野の第一人者を招聘し腕を奮っていただいたそうだ。

 

彼らも復興のため、と人肌脱いでくださり、恐らくはさほどの謝礼も受け止っていない筈である。素晴らしい方々だ。

 

しかし、だ。(おやじギャグは言わんぞ)

 

どうもテコ入れしたのが駅周辺ばかりで、復興地特有の"泥臭さ"がないのがねぇ、と彼はつぶやく。彼の言うことはなかなかに的を射ている。

 

まずは地元の住民との物理的より心理的距離感を感じるところはあった。

 

彼が言うのは、観光客を呼んでお金を落としてもらうのはいいけど、彼ら一線級の仕事と地元産業との一体感に欠ける、と。

 

つまり、地に足が付いていない感覚はどうしてもする。

 

一方で、この町の町民の心理はやはり原発で揺れている。彼ら・彼女たちの胸中は複雑であろう。

 

願わくば、ここの町に住みたい!くらいの若い方が来れば…、などと思っているかもしれない。被災地特有の高齢化の問題も抱えている。

 

この町の地場産業は漁場だ。だが、駅前の新興の町並みを歩く限り、それが還元されている雰囲気は感じられなかった。

 

行政がパイプ役となって収益の再配分をするにしても、確かに断絶するのは「物」ばかりではない。「心」も離れてしまう。

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「物心両面の幸福」ってことに車内で触れた。私の口をついて出た。

 

勿論彼の言を受けて私なりに頭の中でそれを攪拌、斟酌した結果出た言葉であり、この町に必ずしもあてはまる言葉、フレ―ズではない。

 

最初に言ったのは京セラの稲盛会長である。

 

だから話そのものはあさっての方向へずれるが、これからの時代は「物」と「心」の豊かさを両立させることが「幸福」への道である、との主旨であるが、一昔前までは一時経営の世界を離れ、袈裟を着て仏門入りした稲盛氏の奇行である、と揶揄された時期もたぶんあった筈である。

 

だが、彼は彼なりに激しい競争に明け暮れ、心をいつしか削り、疲弊し最初は一時経営現場からの逃避の動機も幾分かはあったかもしれないが、「五方よし」と語っているように、京セラと言う一枚看板を、地域や国、顧客、社員全部ひっくるめて、「与える」所から「心」を養っていった末での「物心両面の豊かさ」と「五方よしの豊かさ」と言うものを追求しなければ画竜点睛を欠く、と思ったのかもしれない。

 

幼なじみは今はさる大手の某電機メ―カ―の中間職を勤めているが、ああそれ稲盛さんだよね、と付け加わえた上で言う。

 

当時はとりわけ日本の大企業の経営の世界では誰も見向きもしなかった経営理念であったと。むしろ、鼻で笑われる勢いであった。

 

しかし、今となっては、この言葉はとりわけ大企業の経営陣や管理職層を席巻し研修なんかでは最初に言われたりしてて、人事なんかが急に手のひら返したみたいに血相かえてやたらと声張り上げてるぜ、と、くくくと悪戯っぽい笑みを浮かべた。

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彼もどちらかと言うと大組織向きではない。確かに人事の面では冷飯を食ったが、それで良かったよ、と言う。お互い一番腹を割って本音で語る仲であるが、彼の口からは仕事場の愚痴はあまり聞いたことはなかった。

 

「物心両面」。これはいずれ一記事設けるつもりであったが、まあさわりはこんなものである。  

 

旅レポ食レポの方はさっぱりであった。ニガテなもんは仕方がない。

 

ではでは。