人生いろいろ、おのこもいろいろ。③
どうも!
さて、過去話の続きである。
私にも数多の黒歴史や失敗経験があり、それら一つ一つが何らかの資産に転化できるのであれば、と言う動機で綴るものだが、ただ単にネタに困ったときとか、ただ何となくと言う気分で書く場合もあるのでご理解いただければ幸いです。
さて。東北大模試で物理が150点満点中3点だった私。
shirosuke0214-pr-tomo.hatenablog.com
「おい・・・。お前・・・。」
当時つるんでいた東北大工学部志望の同級生が言う。そいつはしっかり成績優秀者のリストに名を連ね、その年当大学に無事現役合格したのだった。
「う~ん、やべえなこりゃ。取ろうと思ってもなかなかとれるもんじゃねえよな。」
「お前、ヒトゴトみたいに・・・。」
私はそんな成績を取ってしまったことよりも、いかにこの結果を親の目から隠蔽するかとか、保身をどうするかなどに謀略を巡らせていたのだった。
あ、ちなみに物理は偏差値換算では27くらいだったと思う。確かビリだった・・・ようなw。0点はいなかったから。
他の科目も散々で、数学だけがちょっと良かった程度であった。目も当てられないとはこのことだ。
結局。私の方からはこのテストのことを口に出すことは一切せず、スポンサー(=親)と接する時間を出来る限り短くすることで、事なきを得たのであった。
あとは、親が忘れた(であろう)ころにその成績表を庭で燃やした。
結局。
こんな成績では理系志望は名乗れない。別に中学校の時みたいに三者面談的なものはなく、志望校について教師からもとやかく言われることはなかったから、センター直前で文転と言う暴挙に出る。
でも、前期後期とあったから、前期を地元の教育大の数学科、後期を東北大の文学部に照準を合わせることにした。幸い、センターの成績はそこそこ良かった。
繋がりのあった難関大志望の同級生の大半は地元の東北大を受験した。
一部、一橋大と早稲田大、京大に奔った猛者もいた。そっちは・・・残念ながら玉砕、そして私も玉砕したw。
東北大を受けた連中は晴れて現役合格を決めた者が殆どだった。
さて、私はと言えば、地元の大手予備校のパンフレットを床に並べ、どこに通うか迷っていた。
とりあえず、某代〇木ゼミナールのクラス分けのテストを受けることにする。
結果。
学費は3分の1で済んだ。この時は自分で自分をほめたのだった。
そして、代〇木ゼミナールの疑似キャンパスをくぐる。
一緒につるむようになったのは、京大(工)を受験して玉砕した学年一位だったI君。そして早稲田(法)を受けてやはり玉砕したS君。
あとはその時々でつるむメンツは入れ替わったが、この二人とはほぼずっと、ホモみたいに一緒に飯食い行ったり、連れションするくらいの懇ろな関係になる。
特筆すべきはI君であった。彼は東大・京大クラスになんと学費ゼロで迎え入れられた。
「お前・・・。やるな。」
「うん、まぐれだよ。それより、”くいこみ戦隊ブルマちゃん”、今度貸してやるから観てみろよ。」
彼は生粋のロリコンであった。
さてさて、私は東北大文系クラスに入る。本腰を入れないとスポンサーに見限られる。
自分がどの大学へ進学して、どう言う道を選びどう生きていくのか。そんな遠大なビジョンなんぞあるわけはなく、とにかくただただ親の顔色を窺う不健全な受験生なのだった。
定期的に行われる代ゼミの全国模試。最初の方はあまり良くなかったが、夏くらいから成績が伸びてきた。ここで数学が毎回私の武器として定着してきた。反対に、国語が伸び悩んだ。
「経済学部にするか・・・。」
経済学部は文系の中では一番数学を使う。ミクロ経済学・マクロ経済学・統計学などなど。
数学が得意なら、あとは入学後あんまり勉強したくないなら向いているのは経済学部だ。
そんなわけで。以後、東北大経済学部志望と志望校欄に常に記入することになる。
迎えた秋の一発目の東北大模試(文系)。
「おおおおお・・・。」
まばゆいばかりの成績表。かつての物理3点の記憶は書き換えられ、上位者リストに名前を連ねることとなった。この頃が人生最良の時だったかもしれないw。模試なのに。
I君。
京大模試で数学一位とか取ってやがる!!w
「おめえ、バケモンか・・・。」
「いやあ、たまたま最近やってた問題と似たようなのが出たからな。それよりお前、レモンエンジェルちゃんと観てるのか?」
相変わらずロリコンなのであった。
S君もしっかり早稲田模試で頑張っていた。学食でふにふにメシを食いながら健闘をたたえ合った。
だがここで。S君がちょっと道を踏み外す。パチンコにハマり始めたのだ。
「おめえ・・・。それ、小遣いだろ?親御さんが知ったら泣くぞ?」
「いや、ついな。もう行かねえよ。」
そんなやり取りをしつつも、ちょこちょこS君は講義をサボることになっていくのだった。
秋が過ぎる。
紅葉が目立ち、冷たい木枯らしが吹くようになってくると、18歳とか19歳当たりの日本男児はなんとなくメンタルが不安定になるものだ。
自分との戦い。まあその通りなんだけど、その当時は人生の機微も知らず、そんな高邁な価値観、人生観などに突き抜けるほどではないし、そもそも気づきもしない。
二回目の東北大模試。やはり数学砲が火を噴き、成績上位者に名を連ねた。確かな手ごたえを感じた。
この頃は同時に承認欲求が強いものだ。正直に言う。私もご多聞に漏れず心の中ではドヤっていた。/続。
コメントありがとうございます!やはり物理は手ごわいですよね・・・。あのいかめしさ、とっつきにくさは本物です。
>モカリーナ様:(id:mocharina09 )
コメント、ありがとうございます!数学はともかく、物理のとっつきにくさは筆舌に尽くしがたいですよね。私も文転しました。で、今理系の勉強をやり直しているのは数奇な運命ですw。
コメント、ありがとうございます!
実際の所、学校でやる勉強なんて実社会ではあんまり役に立たないですよね・・・。でも、直感を磨くとかの意味で、数学や物理などは頭の体操を兼ねてやってるところもあります。
コメント、ありがとうございます!
ケン・・・エセ外国人風・・・w。自分はリュウよりケン派ですね。
>切株おやじ様(d: masuhiro6595 )
コメント、ありがとうございます!
私も一部の授業は後ろの方の席でカード麻雀や花札に興じてましたw。