人を呪わば穴ふたつぅ~。
どうも!
さて、一週間が終わった。週休二日制の皆様はお疲れ様です。
また悪質なあおり運転の事件があり、ニュースを賑わせている。
世の中全くもって理解できない人種ややたら怒りの閾値が低い人、自分さえよければいい人がいて、全く予期せぬ方向から予期せぬ悪意をぶつけられることはある。
こう言うのは怒りの持っていき場がないから、警察機関などにかけあい出来る限りの対処をしてあとは、狂犬にでも噛まれたと思って忘れるしかないのかもしれない。
アニメでちょうど、「地獄少女」と言う作品を観ていた。
結構昔に放映された作品で、四期くらいまである。
その昔。うつうつしていた頃に某アニメチャンネルで半ばくらいまで観たのだけれど、昨日一話を観た限りではさっぱり覚えていなかった。まあ、当時のことを思い出そうとしても、記憶障害にでもなったかの如くディテールに靄がかかることが多々ある。
確かに辛かったんだけど、その当時の記憶をある程度再現できなければ今後、心を病んだ人の目線には真に立てないような気もするんだけど・・・。困ったもんである。
それはさておき。
第一話はビ〇チがおしおきされ、魂を地獄に流される話であった。
あらすじの概略はこうである。
夜中の0時。「地獄通信」と言うサイトがぼわわわ~ん、と出現する。加害者と被害者がいて、大抵は被害者がそのチャンネルを開くことになるのだろう。(いや、マジメに覚えてないw)
んで。
「地獄通信」は、画面中央に恨みを晴らしたい相手の名前を書き込むフォームになっている。そこに恨みはらさでおくべきか~、と被害者が加害者の名前を書き込むとなぜか即座に携帯にメールが返ってくる。まだガラケーの時代だ。
その後もちょっと加害者の加害は続くんだけど、その間に「地獄少女」である閻魔あいと被害者はリアルで接点を持つ。昨日は被害者が思いつめて屋上から身を投げたら、逆さになって一緒に飛び降りる形で追いかけてきた。
閻魔あい。前髪パッツンの女の子。物語中盤、お仕置きタイムの前段で地獄車みたいな乗り物で現世に向かう。その車輪の顔もなんだか・・・。
すまん、笑ってもうた。
さて。被害者は何をされたのか。
(以下ネタバレあり注意)
被害者のJCをマユミ、加害者のJCの同級生をアヤ。あとはアヤのグループとする。
マユミは、ボランティア活動の資金として担任の先生とクラスメイトから集めた募金を預かる立場となった。真面目そうな雰囲気。封筒で受け取り、それをカバンにしまう。それを見ていたビ〇チのアヤ。
アヤと取り巻きがマユミを校舎裏に呼び出して囲み、どうやら抜き取ったお金を立て替えたらしい描写を挟む。この時点でははっきりアヤが募金の封筒を盗んだ、とは明言されていないが視聴者側から見ればまあ、犯人は明らかだ。
で、その後もアヤのマユミへの嫌がらせといじめはねちねちと続く。弱みを握ったアヤは図に乗り、金を持ってこさせたり、ジュースを買いに行かせマユミの目の前でびちびちと地面に流したりする。マユミが持って来るお金はどうやら親の財布からのようだ。
アヤ:「炭酸買って来いって言ったでしょう?」
マユミ:「えっ、アヤちゃん炭酸嫌いだったんじゃ・・・。」
アヤ:「今日は炭酸飲みたかったの。それぐらいわからなかったのお?ほんっと、使えないやつ。」
いじめや嫌がらせはその後エスカレートしていき、アヤはマユミを精神的に追い詰めていく。
アヤは真面目なマユミが夜遊びしていると故意に噂を流したり、実際に繁華街に連れ出してマユミをおっさんに脅して近寄らせ、その刹那突き飛ばしておっさんとマユミがくっついた写真を携帯で撮影し、それをネットに流したりする。そのせいでマユミは高校の推薦も取り消しするぞ、と担任に叱責されたりするのだ。
う~む、ヤベえな。
ま、ま、ま、マユミたん、お、お、お、おぢさんが守ってやるけえのお。(誰やねん)
そこでだ。マユミが精神的に限界を迎え、ビルの屋上から身を投げると、(閻魔)あいが逆さで降ってきて恨みを晴らす旨、マユミに告げフェードアウト。マユミだけが何事もなかったかのように場末の路地に佇んでいるシーンが流れる。
良かったね。そして。
後半は怒涛のアヤへのお仕置きシーンである。怪異な現象やモノノケの類はアヤを物理的に追い詰めていく。この辺になると視聴者も(自分含め)もっとやれやれ!ってな感じになる。いっそモラしちまえ!w
「単なる遊びのつもりだったのよ!なんなの!」
「ほお・・・。嬢ちゃん、この期に及んで罪を認めんか・・・。」(あいチームの爺)
「いっぺん、氏んでみるぅ~?」(あい)
ほわわわ~ん。(あいの着物の花柄模様が宙に浮く)
(ネタバレ箇所終わり)
う~ん。
致命的に、私のレビューがへたくそなことが暴かれてしまったw。ダメだこう言うの。
少しでも伝わったでしょうか?w伝わってない方は実際にご覧になるといいでしょう。dアニメストアにあります。(宣伝)
この物語でキーとなっているのは、「恨みを晴らす代行は確かにするけど代償を払ってもらうよ」ってとこ。つまり、「人を呪わば穴二つ」ってコンセプトだ。いや、コンセプトって言うか、実際にそうなんだろう。昔からの戒めだ。
アヤはいっぺん氏んでみるぅ~?のあと地獄に流されるのだが、その後マユミの鎖骨のあたりになんだかヘンな紋章が浮いているシーンに変わる。これが、マユミが死んでも魂が浮かばれず、地獄を彷徨うことになると言う代償の証として描かれている。
つまりだ。
「人を呪わば穴二つ」だ。大事なことなので三度くらい言いました。
私にも恨みを晴らしたい人間はいる。今は幸いにして視界の中にはいないが、かつてブラック企業に勤めた折散々な目に遭ったので、その時分の関わっていたブラック経営者やブラック管理者の顔を思い浮かべると腸が煮えくり返る思いすらする。だが、そこまでだ。
自分は胸の中のもやもやを持て余し、紙に書き殴ったりしていた。知人に愚痴るとみんな離れていくのは分かっていたし、なんとも怒りのやり場がなかったのだが、長い目で見ればこれも必要な経験であったことが何となく分かる。実際に車で煽られたこともある。
そのリアルタイムでその先々のことまで考え、いやっ、これは今自分が試されている時なんだ!耐えよう!とか言うのはちょっと違う気がする。
本音に無理やり蓋をしたり耐えることはない。やるべき最善のことはすべきだ。今はドライブレコーダーだってある。ブラック企業にお勤めの方ならボイスレコーダーだってある。あとは心身を病むほどそんな会社にしがみつくことはない。
人間どこまで行ったって聖人君子にはなれんから、頭に来る自分が未熟なのかな、とか真面目な人は私含め思っちゃうんだけど、いや、普通に訳分からん人に石をぶつけられたら誰だって頭に血が上る。それが普通だ。
だが、恨みはなるべく川にでも流そう。辛いけどそれが一番だ。罪を憎んで人を憎まず、でもある。罪はその人の血や肉ではない。罪と人とは厳密には不可分ではないのだろう。人が人を裁く。それはとてつもなく重い。
まああとは無責任だが、恨みの流し方は人それぞれなところがあるから、なんとも言えんのですがね。暴力はいかんですよ。
おかんは強くなるしかない!と言う。まあ、そうなんだろうね。
歯切れが悪いけどそんなところです。では。/おしまい。
>猫P様(id:nkobi1121)コメント、ありがとうございます!私も自分のためにする勉強は大好きですね~。昨日の己を超える!的なシチュに燃えます。