お金の話は好きですか?①
- お金のブロックを手放そう
- お金のメンタルブロックの基本構造
こんにちは。
今日は読書メモのつづき。みんな大好き(?)お金にまつわる話をします。
shirosuke0214-pr-tomo.hatenablog.com
読んだ本は下記のものです。
お金のブロックを手放そう
皆さんはお金に対してどんなイメージをお持ちでしょうか?
例えば、次のようなアファメーション(?)を唱えてみてください。
「私はお金を愛しています。私はお金に愛されています。」
なんだか江戸時代の踏み絵みたいですけど、こう唱えたときなんか「うっ。」と詰まる感じと言うか、抵抗がある方はお金のメンタルブロックがあると思います。私もまだちょっとあります。
日本ってとりわけ清貧を貴ぶお国柄なので、お金持ちは強欲でいけ好かないみたいなバイアスが色濃くかかりがちですし、メディアなんかもそんな情報操作をしがちです。
一方で、貧乏人が貧乏なのは自己責任だ!みたいな論調もありますし、日本は特にその色彩が濃いので余計に厄介です。
現実にある格差が絶望感を生み、貧しい人の富裕層への妬みを生んだりもしますよね。これは勿論無理からぬことです。
加えて拝金主義者みたいな人も多いし、なんだかどろどろとした執着のシンボルみたいなフィルターをかけてしまったりと、お金に関するメンタルブロックと言うのは構造的になかなか厄介なのです。
ちょっと昔話をします。
私が銀行員の頃、大昔です。「大化の改新」なんかがあった年です。(そんな昔じゃね~し)
大学卒業当時なので30年前くらいなんですが、銀行に総合職で採用されると大抵は、本店配属以外は預金・為替・出納を半年くらいかけてローテーションで回り、その後で融資係に行くのが一般的なパターンでした。
新人は最初は戦力にならないので、ほとんど雑用です。
私はATM係でした。
今はたぶんもっともっとハイテクだと思うんですが、おそらく入金の時にレシートとか、紙幣を入れるところに硬貨とか入れちゃうと詰まってしまうのはおんなじだと思います。
で、そう言うお客さんに限っていつまで待たせんだこの野郎!とか怒鳴ったりするw。
そう言う時に、裏で先輩行員が復旧作業をしている間ひたすら頭を下げて時間を稼ぐのが重要な仕事の一つです。
それはさておき。
ATMの裏側に回り、お金を出し入れするわけだから現ナマを仕込みます。
で、だいたいこれくらい紙幣と硬貨が必要かな?と言うのを積算して、本店の現金を管理するセンターに要求すると現金が届くんですね。
硬貨が入っている袋はずた袋で、通称「マグロ」と言っていました。
これがめっさ重く、これを毎日運んでくる人はすごくガタイのでかい人が多いです。銀行員だと普通はひょろひょろの人が多いんですけど。
そして、紙幣の方は綜合警備に委託されており施錠されたかばんで運ばれてきます。同じく重いです。
で~です。
現金を床とかにぶちまけちゃうわけですね。ごろっと。
もう商売道具だし、崇め奉る対象なんかでは少なくともありません。お肉屋さんのブロック肉と同じ感覚です。
ちょっとたとえは古いですが、「ロッキー」でシルベスター・スタローンがぶら下がった肉をサンドバッグがわりに殴ってたじゃないですか。
あんなイメージです。ひどい時は蹴ったりも・・・いや、そこまではしてないか。
百万円の束が10束。一千万円がひとかたまりで、それがひとつのかばんに10個とか15個とか入ってきます。
それをいちいち拝んで清めてなんてするはずもなく、ばりばり包装を破いてATMの現金ボックスにばりばり詰めます。お客さんが待ってるので時間との戦いです。
そこでだいぶお金のメンタルブロックは希薄になりましたね。
ただこれは特殊な体験ですし、銀行辞めてお役所も辞めた後は、借金して司法書士の無料相談を受けに行ったこともあります。
だいたい病気と貧困ってセットなので、お金にはずいぶん苦労しました。そこでまたメンタルブロックは厚くなったと思います。
お金のメンタルブロックの基本構造
お金のブロックは幼少期、潜在意識に刷り込まれたお金に対するネガティブな記憶や思い込みなどが、淀んだ感じで影を落としていることが多いです。
我が家もご多分に漏れずそうで、父親なんて反権力主義だからいっつも政治家の汚職などを糾弾していましたし、青っ洟を袖で拭く小遣い10えんの感覚で日々を過ごしていました。
少なくとも、お金のことでポジティブなインプットやアウトプットがあった記憶は皆無です。
だからそんな私が言ってもいまいち説得力も信ぴょう性も薄いのですが、お金のブロックを少しずつ少しずつ外していくことは十分に可能です。
上の著作では、お金に対するニュートラルな視点を手に入れるためのワークが数々組まれていて有用です。
お金は汚い、お金儲けは悪だ!みたいな論調があるじゃないですか。そう言うのを手放す取り組みをするんですね。
いまだにSNSなんかを見ると、クリエイターさんや絵師さんの仕事を安価で、ひどい時にはただで買い叩こうとする層が一定数見受けられます。
クリエイターはただで作品を世に送り出すべき、それが尊い、ファンのためにそうすべきとか言うなんだか訳の分からないロジックです。
それこそ命を削り、使命を果たした人は相応の恩恵を受けるのが正しいのです。それがなんか・・・ねえ?w
別に、いっつもお金お金言ってる人を好きになりましょうとか言うやばいワークはありませんのでご安心を。まあ、ワーク自体がちょっとかったるいですけど。
下の著作では、アダム=スミスやマルクスあたりの説明で、資本主義社会から新自由主義あたりの推移について、加えて共産主義体制などの説明がほんっともう、ものすごく分かり易く説明されています。お金ってエネルギーで社会の血液なんだなあ、と言う認識を持つことができます。
このように、お金について正しく学ぶことが、まずはお金のブロックを外す近道ですしそれがお金と仲良くなる一歩だと思うのです。
で~です。
「お財布」の本の話です。
・お財布の中にレシートは入ってないでしょうね?
「はいいい~~!」
・コンビニで手数料払ってお金を出し入れしてないでしょうね?
「はいいい~~!」
みたいな感じで、お金との付き合い方を検証していく作りになっています。いや、こんなおっかないノリじゃないですけど。
と、言う訳で。
お金について語るとまたこれはこれでとてもひと記事ふた記事ではまとめきれるものではないので、また続きは次回以降に譲ります。
あとはまあ・・・下の著作は古典的な教典になっていきそうですね。詳しくは別の機会で触れます。
- 作者: ロバートキヨサキ,シャロン・レクター(公認会計士),白根美保子
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2000/11/09
- メディア: 単行本
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では。/おしまい。