蒲焼きと檸檬と娘のサロン

「頑張らないうつヌケ」をモットーに。だる~く、ゆる~く、時にはタイトにチートに。

病んでる時にツイッター見ると余計に病むよねw。

こんにちは。

 

定期的な通院が終わり、早めに更新しておこうと思いました。

 

昨日は翌日休みでかつ、金曜行けばまた休み、ってことで気が緩み、気が付いたら畳んだフトンに背中を預けて爆睡していました。

 

早起きばかりはいつまで経っても慣れません。人間はたいていのことには慣れるものですけどね。

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んで、べんきょ~もしたくないから本をたくさん読みました。

 

ほぼコンプしたもの、中間くらいで終わったものなどさまざまですが、どれもこれも名著ですし読みやすかったです。

 

以下に取り上げ、紹介とともに私見を交えたよもやま話をしていきます。

 

 

あなた何様?

あなた何様?

 

 このナリさんと言う人は、とてもユニークな語り口調で独自のブログを展開しており、私はかねてよりファンでした。

 

一番影響を受けたのは自己肯定感の話。

 

それまで自分は自己否定の沼にどっぷりと浸かっており、なんとかそこから抜け出そうと日々もがいていました。

 

自己否定があるから向上心や克己心などが生まれるのかもしれませんが、これが病的なレベルまでいっちゃうと何をやっても楽しくないですし、他人と自分を比べて劣等感や、優越感を通り越して偏見や差別意識みたいなものまで持っちゃったりするので、はなはだよろしくないのです。

 

もともと今の仕事場に行く前は引きこもりでしたので、「世界=ネット」みたいな感じでした。ここで暇を持て余し、他人を斜めに見る癖がついてなおかつ強化されると、ますます無力感が募り病んでいきます。

 

さらに攻撃性の強い人は、自分が言われてるわけでもないのに敵意帰属バイアスみたいなフィルターをもって、あたかも自分の存在否定をされたがごとく受け止めてしまうから、人に噛みついたりしてしまいます。

 

これを脱するのに「他人をジャッジするな!」と言うナリさんのブログ記事に触発され「おお!すげえ!」と目からウロコが落ちたものです。

 

「自己肯定感を高めましょう!」

 

となんだかキラキラした人にお題目のように唱えられても、巷にあふれているのは他人は変えられないから自分を変えるしかない、と言うレトリックで語られているものが多く、いまいちピンと来ないものが多かったのです。

 

「他人を条件付きではなく無条件で、ありのまま受け止めてリスペクトすることで自己肯定感が上がる」

 

と言う着眼点は、下記の書籍にも取り入れられています。

 

 

shirosuke0214-pr-tomo.hatenablog.com

 

 

自己肯定感、持っていますか? あなたの世界をガラリと変える、たったひとつの方法

自己肯定感、持っていますか? あなたの世界をガラリと変える、たったひとつの方法

 

 自分を変える、もしくは自分の考え方や価値観にアプローチするより、他人をあるがまま尊重し、どんな人も幸せになるために最善を尽くしているんだ、なんだか理解不能なことをやってる人でも事情があってそうしてるんだ、と言う軸・視点を取り入れた方がラク~に気軽に自己肯定感って上がるんですよね。

 

それからはだいぶ色んなことがスムーズに回り始めました。一朝一夕では勿論なかったんですけどね。じょじょにです。

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併せて自己効力感にもフォーカスし、自己受容と言うものも学び、意外にネガティブな悩みとか不安なんかがきっかけでこうしたトピックをサーチできたんだな、と解釈するに至っています。

 

ただ。

 

ナリさんの本の中で「・・・うっ!!やべえ!!」と詰まったのは、「ドラマティック症候群になってない?」ってトピックです。

 

「ドラマティック症候群」とは?

 

(抜粋)

 

「普通の人生は嫌だ!普通の人生なんてつまらない」

「僕は特別でいたい」

「一度きりの人生だ」

「人とは違うことをやり遂げたい」

「明日死んでも後悔しないように生きよう」

 

とか思っている人たち。つまり、

 

「波乱万丈じゃないとつまらない!!」って人たちです。

 

劇的で、ドラマティックな、自分だけのファンタジックな世界を望み、まるで、アニメかドラマの主人公になったかのように、次から次へと困難に直面し、果敢に立ち向かう。通る道、通る道、敵が現れ、イベントが起きます。だって、本人が普通に生きるのが嫌なんだから、しかたがないですよね。

 

障害を乗り越えるのが人生。そんな前提だから、案の定、障害がめっちゃやってくる。これでもかってくらいに。笑。

 

・・・オレじゃんw。

 

はい、障害を乗り越える自分かっけえ!とか思っています。諦めない!折れない!退かぬ!媚びぬ!顧みぬ!

 

作業所で仕事しながら常に脳内は熱いアニソンがBGMとして再生されています。単純作業だから飽きないように、って意図もあるにはありますが。

 

人生思い込みで出来ている、って観点に立つと、確かにそう言う人生を選んでいるのも自分なんですよね。

 

しかもそれがかっこいいと思ってるし、普通に生きている人を内心バカにしてたりする。

 

裏・根底にはオレはこんなに頑張ってるのに!努力してるのに!と言う自己正当があります。

 

だから、なんだかお金持ちの人がこうすればうまく行きますよ~、とか言ってるのを見るとまだまだ貧乏人を煽って搾取したいのかよ?ってフィルターをかけちゃいますし、「暇~。」とか言ってネットを浮遊している人を見下したりします。

 

前提には「俺はこんなに頑張ってるんだぞ!」があります。

 

もういいやw。いいじゃないすか。

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まあ、自分で言うのもあれですが根がどうしても真面目なので、努力とか、逆境とか、艱難汝を珠にするとか。なんかそう言う言葉やフレーズが心の琴線に触れることが多いですけど、行き過ぎたら

 

「はいはい、ドラマティック症候群はじまったよ!ワロスワロス。」

 

とか言って、

 

「まあ、いっか。」

 

と手放して茶~でもすするのはすごく肩から力が抜けるだろうな、と思ったんですよね。

 

まあ、少しずつですが、そう言う自分を受け止めつつも、常に全力で!あたかも脊髄反射みたいな頑張ろう!みたいなものはゆる~く手放していけたらな、と思います。

 

有効なのは言葉です。言葉を行動にし、習慣にするのです。

 

人間は習慣の生き物なので、頑固な思い込みや、今まで縋ってきた価値観、信念もじょじょにではありますがうまく手放すことができるものです。

 

まずはそう信じることが出発点で、息をするように「まあいっか。」が出来るようになったら素晴らしいな、と思いました。

 

「ドラマティック症候群」。ナリさんいいセンスしてます。この方自身が大変な苦労人なんですけどね。かなりのトライアンドエラーを繰り返してこの境地に辿り着いたんでしょう。

 

さてつぎ。

 

 

入門 犯罪心理学 (ちくま新書)

入門 犯罪心理学 (ちくま新書)

 

 犯罪心理学は人、自分を深く知るうえでとても有用です。

 

根っこにはナリさんの「他人をジャッジするな。」があったんです。それが出発点でした。

 

犯罪者を糾弾し、排斥し、色々な単純化した物差しを持ち込んで決めつけてしまう。そして、厳罰を!犯罪者に死を!みたいな論調が生まれてしまう。

 

例えば殺人なら勿論被害者、被害者の家族のことを考えればいたたまれません。

 

でも犯罪者を裁くのは司法です。あとは天に任せればいいじゃないですか。外野が犯罪者を憎み、正義を振りかざし、糾弾するのはほどほどにした方がいいのです。

 

「人を呪わば穴二つ」、「罪を憎んで人を憎まず」です。罪は犯罪者の肉や血とは違うんですからね。

 

てなわけで。

 

確かに犯罪に手を染める人の価値観とか、見ている世界と言うのは理解不能です。これは広義には「認知」と言いますね。

 

物事や外部刺激なんかの受け止め方は人それぞれ違いますし、認知はブラックボックスで、認知を経由してどう言う行動を取るのか。これは相対的なものです。

 

犯罪者とはいかないまでも、たびたびネットで目にする炎上動画などを観ても、「なんだこいつ?」ってなるのは分かります。

 

でも、です。

 

そうするに、そうなるに至った経緯や背景は何か?生物学・器質的な何かか?環境要因か?こうしたものを掘り下げて考えるのが犯罪心理学です。

 

反社会的パーソナリティ。これは障害も含みます。いわゆるサイコパスと言われる人たちですね。

 

勿論こう言う人が周りにいるのなら、しかも自分がターゲットになったら自分の身を、心を守らなければなりません。

 

「隣人を愛せよ」、「左の頬をぶたれたら右を差しだせ」

 

とか、悠長なことは言ってられないですし、いかな博愛主義者・平和主義者でもそんな人を好きになりましょう、とか言う価値観を押し付けたら、それはなんだかアヤしい新興宗教みたいな話になってしまいます。

 

そうじゃなく。

 

上で述べたような、人間の光と闇の部分。人間について深く洞察すること。これはとりもなおさず、自分を深く知る、と言うことに繋がるってことを言いたいのです。

 

長くなってきたので次回に続きます。/おしまい。

 

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