蒲焼きと檸檬と娘のサロン

「頑張らないうつヌケ」をモットーに。だる~く、ゆる~く、時にはタイトにチートに。

世界でひとつだけの穴。

どうもお久しぶりです。

 

さてさて、私事から始めると長くなるので(自分語りの権化かい)さくっと本題に入りたいところであるが、自分の今の状況説明から入ってった方がたぶん話が分かりやすくなるので、やはりうぜぇ自分語りから入ろう。

 

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どうにも、振り返ってみれば去年の春か初夏くらいから、私の身にはいわゆるなんらかの試練がやってきていたらしい。とりわけ「健康」ってテ―マ。

 

これは天からの試練であったり、脳のデトックスであったり、と色々な解釈や説明がつけられるのだと思うが、まあどれも真だろう。

 

多くの、何かやりたいことがあるとか夢があるとか、アスリートになりたいとか学者になりたいとか国を動かすような偉大な人物やら偉人になりたいやらなにやら、人はでかい夢をゴ―ルに置き、動き出す。

 

勿論そんなもんにはならんでもいいから、日々のささやかな幸せを噛み締めて心穏やかに生きることこそが私の最上の幸せ、って人もいれば、犯罪や凶行に走ったり病んでしまったりする人もいる。

 

人口80億とかであれば、80億通りの生き方やら幸せの定義やら世界やら宇宙やらがある訳だ。

 

それでもまあ、主に宗教とか哲学の分野で 、そして時代を経て徐々には科学の分野で実証や解明もされ、ある一定の幸せとか正しい生き方やらは世に示されまた、示されてきたものもまあまあある。

 

んで、それに沿って生きれば人は心豊かに生きられるだろう、と言う青写真や指針は抽象されて提示されてきてもいて、多くはそれに沿い生きると言うことをするだろう。

 

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だが、それも絶対的な基準ではない。当たり前だが。ただ、今は脳みその活動をモニタリング出来たり生物学的な掘り下げが進んだり、心理学的な様々な指標で、人の幸福度なんかもデ―タ化なり視覚化なりもしやすい便利な世の中になった訳だから、やっぱりそれに沿って生きた方が後悔も痛みや苦しみも悲しみも少なそうではある。誰も好き好んでストレスまみれの人生を送る人はいまい。

 

いきなり私個人の話に引き戻してアレだが、私はもともとさるゴ―ルを設定しえっちらおっちら山を登り始め幾年月、曲がりなりにも人生の被害者ステージからなんらかのパワーかフォースかは知らんが、そう言うのを得て意志の力で這い上がることは出来た。

 

これは勿論私一人の力で成し得たことではない。まずは自力でやる、ってのはすごく大事なことなんだけど、自力で出来る範囲と言うのとはまた、まるで別物の話なのである。そこでああ、自分は一人では生きられないんだな、ってとこが腑に落ち、骨の髄まで染み渡ったりもするのだが。

 

で、こうした要は"頑張って"どうにかなるステージがどん底の次に来るとすれば、次のステ―ジはたぶん、"頑張ってもどうにもならんステ―ジ"なのである。日本人には酷なステ―ジなのかもしれない。

 

「頑張る」と言うのは「我を張る」ってとこにも通じる。私個人としてはもはや、「頑張る」って言葉は日常では全くと言っていいほど使わなくなったし、人様にも「頑張れ!」なんてことは言わなくなった。これには訳がある。

 

勿論、「頑張ります!」と気合いを入れる人の尻子玉をいきなり抜くような言動もまた、しないのであるが。

 

言葉・表現の違いに過ぎないかもしれないが、私としては「頑張る」と言う言葉は「進歩する」とか「成長する」ってとこ、若しくはその含みを持たせた何か別の表現に置き換えた方がいいような気がしている。

 

「努力」はいい。でも、「頑張る・苦労する・我慢する」系はそろそろ要らんのではないだろうか。

 

「頑張る」が「我を張る」に通じる、ってのは、自我意識の満足を満たす為の行為、って気がするからだ。それが「大我」ならいいんだけどねぇ。

 

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「頑張ってもどうにもならない」と言うのは、頑張れば頑張るだけ余計に事態は悪化するステージなので、要は受け入れるしかないものを受け入れる、とか自我の操作性をあきらめるってとこで、このマインドなりメンタルなりを身につける上では自我ってのはどうしても邪魔になる。勿論人による。

 

自我は今ちょいと言った操作性と言うものを持っている。

 

母親のお腹から生を受けた赤ん坊は感覚の世界に生きているが、徐々に自分対他人とか、自分対世界みたいな境界線を内面にたくさん作っていき、その都度その都度の世界観でもって思考し、感情と五感をもって世界を感じそして分け、同時に記憶を構築し蓄積していく。こいつが「分離意識」と言うものを生む訳だ。

 

「分離意識」は、個人個人の表層が海面の上に幾多の島になって浮いて個別に点在しているイメージだ。んで、多くの人は海面の外や上ばかりに意識が向き、海面下で島が繋がっている、と言う認識は意識下に埋没していってしまう。それがいいとか悪いとかではなく。

 

海の上に浮いている、一部の例外を除く人口80億なら80億通りの各々の顕在意識で世界を認識し、主に自分にとっての「快不快」の基準でいいとか悪いとかをジャッジ・判断・分別・比較などをし、その価値基準で思考し感じ記憶しまた、価値基準も都度アップデートされていく。

 

だから、人生経験を積めば積むほど経験値は上がっていくが、ちょっと何かを拗らせて行ってしまったりもする訳だ。

 

少なくとも、放っておけば上の「分離意識」は生きれば生きるほど強化されていき、それ故の苦悩や孤独感などが内面に色濃く影を落としていく。

 

「自我」や「エゴ」は、ざっくりと言えば「自分中心の思考や感情」だ。これが強い分離意識から生まれまた、分離意識をより強化することはなんとなくイメージして頂けるかとは思うが、とりまざっくりし過ぎてしまった。

 

「思考の操作性」などと表現する書もあるが、なんとなく抽象的ではある。

 

んで、宇宙とか真理とかは、"今ここ"のあるがままの展開で営まれているのに、「~したい!」だの「~したくない!」だの、「いい悪い!」だの「私さえ良ければいい!」だのの自我やエゴの判断から生まれる欲望や煩悩、渇望や執着、ないものねだりの類いは満たされるもの、満たされないものが明確に分かれる。

 

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ただでさえ脳みそはネガティブな方向に意識を向けやすいから後から思い返せば、多くは記憶の地層は嫌な感情を伴い、後者に厚みがあることが多いだろうと思う。

 

釈迦はこう言った人の苦悩の本質を見抜いていた。だからみんな悟りを開きなさい、などとは別に言ってはいないのだが、釈迦への信仰心とかモデリングなんかも併せなんとなくそんな風に後世に伝えられた。

 

東洋的な思想・宗教観・価値観と西洋の物質文明的な価値観が奇妙にハイブリッドされた日本なんかではとりわけ、煩悩まみれの願望を叶えるとか幸せになるとかのために、滝に打たれたり山に籠って修行して自分を痛めつけて煩悩を手放そう、とかの妙に矛盾した、訳の分からんニューウェーブまで出来ちゃったりもした訳だ。

 

「ニ―バ―の祈り」ってのがあるのをご存知の方もいらっしゃるだろう。ざっくりと、「変えられるものを変え、受け入れるべきものを受け入れる。あとはその境界線を見分ける知恵をください」ってやつ。

 

あれもそうだし、もちっと和風に言うなら「人事を尽くして天命を待つ」とか、達磨大師が言ったとされる「結果自然に成る」と言うようなところ。

 

この「天命」とか「結果」とか。あるいは哲学者のエピクテトスが言う「肉体・財産・評判・公職」なんかの、多くの人の願望や執着の的になる外側の領域のものや、他者の承認や称賛を基盤としたものを、自我やエゴって言うのは殊更に執拗に渇望したり、操作・コントロールしたがる。だが、操作・コントロールは基本的には出来ない。

 

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だから一部満たされるものがあるにせよないにせよ、基本は満たされず、堂々巡りをしたり激しく一喜一憂したりしてしまう。仮に満たされたとしてもそれは「満足」であり「幸福」ではない。

 

さてさて困ったねぇ。

 

私個人としては、少し前まで持病ゆえの「反芻思考」と言うものの、仕組みとか力学とか動態静態(んなもんあんのかな?)、あるいはそれの緩和や受け入れ、はたまた開き直りなどと言ったところにもちょいとテコ入れしていた。

 

こいつは、言うなれば「壊れたレコーダー」みたいなものである。

 

過去に積み重ねてきた、主にネガティブな記憶の数々とそこから産まれる言葉、概念で形成されていて、それを延々脳内でリピート再生されるのだから結構たまらないものがある。


こいつの言う言葉にはなんら根拠はない。取り越し苦労と心配症のジェネレータ―で、物凄く誇張されている。だからただただウザい。

 

まあねぇ、誰も好き好んで取り越し苦労なんかしてる訳じゃないしねぇ。

 

んで、心理療法的なアプローチもいくつかあるのだが、手っ取り早くこいつを弱体化、融解するか取り外しちゃえばいいんじゃね?と思い立ったのが最近のことである。おかしな洗脳とかヤバい薬とかでなく。だから勿論容易なことではない。でも私がそう思い込んでいるだけで、実は容易なのかもしれない。そんなような。

 

要はこいつは、ドタマに被さり触手を脳みそに食い込ませているカツオノエボシとかエチゼンクラゲのイメージで、私のみならず世の多くの人がこいつが生み出す「偽りの自己イメージ」で思考して生きてしまっている。これが自我の一つの負の側面である。

 

操作性を持つ自我が人生の主人公に君臨していると、延々と「偽りの自分」の人生を生き、渇望し、目の前の現実に一喜一憂し、不可逆的に朽ちて行ってしまう。

 

お分かりでせうか。

 

自我は別に悪いもんではない。煩悩が悪いんでもない。私が通っているお寺のご住職はお茶目な人なので、

 

「煩悩あってこその人間だよねぇ?」

 

なんて言うてるし。

 

天からの試練だったり、脳のデトックスだったり。仏教で言うところの「忍辱(=にんにく)」だったり。人生における苦難は様々だが、苦しみや痛みは敵ではない。(嫌だけどね…。)

 

別に自ら試練を望むわけではないが、避けられない試練を迎えそして越えるには一定以上の自尊心が必要で、自尊心とはまさしく"我"である。これでゴリゴリに魂が磨かれ愛を取り戻す、ってとこはある。YOUはSHOCK!

 

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一方で問題となるのは、多くの人が自我に人生の主人の座を意図せずしてか意図してかは分からんが、明け渡して生きてしまっていることだ。

 

今こそきっちりけじめつけて、ホントの主従関係はっきりさせたろやないかい、おぉ!?w

 

これは、時代の変遷やら趨勢やらを見れば必然としてそうなってきちゃったところはある。

 

大人から、まだ疑うことを知らないがきんちょの頃から社会とは、世界とはこうなんだよ、って言う外側ばかりを見た教育観を刷り込まれるのだから致し方ないところはあるだろう。

 

外側が間違ってて内側が正しいとかではないが、少なくとも、「真実の自分」とも言うべきものはカツオノエボシでもエチゼンクラゲでもない。要はハ―ト様である。

 

いてえよ~。

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ごめんなさい、熱が籠って熱くなりました。ああ、寝るときはなるべく足先は布団から出して寝たほうがいいっす。ラジエーターになって快眠に繋がり、成長ホルモンなんかも出やすいのだ。

 

長くなったのでまたいつの日か続きを。ではではまた。/おしまい。

 

ロリコンは病気です。

「宇宙の最果てに行きたい。」

 

そうレイラは言った。

 

彼女の命はもう長くない。

 

重い病に冒され、苦しみながらもいつも微笑みを向け続けてくれた彼女。誰よりも優しく、愛に満ちていた。

 

しかし、そんな人が必ずしも幸せな生を全う出来るとは限らない…。

 

「私はとっても幸せよ、ジャン…。」

 

そんなボクの思惑に反し、彼女はボクに慈母のような微笑みを向ける。

 

だんだん、日に日にやつれていく。痛々しい。でも、そんな気丈な彼女に、ボクは今できる精一杯で応えてあげなければならないのだと思う。

 

でも、"宇宙の最果て"って…。ホントにそんなものが?

 

地球の科学技術の極み。

 

はるか昔、人々は宇宙に焦がれ、たくさんの機械仕掛けの衛星を飛ばしたと聞く。そのことと、有人のロケットが月に到達し、人類の足跡を初めて残したこととは、今から振り返るとホンの誤差程度の時間差しかない。

 

それから人々は悠久の時を経て、大きく進化しまた、緩やかに滅び行く時代となった。そして、惑星間航行や有人の、地球からの光速に近いロケットでの旅行すら当たり前になった。

 

でも、そんな時代になっても、「宇宙の最果て」を少なくとも肉眼で観測した者はいないのだった。そして、たくさんの病のメカニズムが医学の進歩で解明されたのだが、まだこうして不治の病に冒される人もいる。どんなに科学が進歩しようと、解明できない「闇」は残り続ける。かつて、偉大な哲学者はそう言い遣した。

 

やはり光速に近いスピードで膨張し続ける宇宙はやがて、一説には収束へ向かうのだと言う。しかし、現時点では開闢以来、その気配は見られない。

 

人々の進化発展の勢いや文明の隆盛と比例するかのように、宇宙も終わりのない拡散を続けているような気もする。

 

ボクは偉大な宇宙物理学者の家に生を享けた。しかし、父はボクを愛さなかった。

 

ボクは父の傀儡で道具だった。確かに英才教育を受けたり、優秀な学府で学ばせてくれたことには感謝している。しかし、それは父の条件付きの愛ゆえのものにすぎない。

 

ボクはやがて、「宇宙物理の統一理論」の端緒を世に問い、父と袂を分かった。ボクの理論は宇宙物理学を50年進化させた、などとセンセ―ショナルにもてはやされたが、それがなんだと言うのだ。

 

ボクは今、彼女とともにいる。彼女と共に生き、そして彼女にボクの理論の全てを捧げる。

 

それでいいんだ…。

 

傍らにそっと彼女が寄り添う。彼女に問いを投げ掛ける。

 

「なぜ、宇宙の最果て、などと?」

 

「昔話で読んだのよ。宇宙の果てに楽園があって、そこは争いも奪い合いもなく、愛と光に満ちていると聞くわ。勿論、生きている間にそんな所に着けるはずもない…。でも、旅の途中で果てることがあっても、貴方が傍にいるなら後悔はしないと思うの…。」

 

彼女はそっと、ボクの肩に小さな頭を乗せる。

 

確かに、ボクの持っている様々な技術を駆使すれば、彼女は悔いなく生涯を終えられるのかもしれない。終わりの見えない旅…。

 

ボクの気持ちは固まりつつあった。彼女と一緒なら…。

 

そんなことを考えていると、ふと、肩に頭を乗せていた彼女が静かに語り出したのだ。

 

「実は、まだ貴方に言っていなかったことがあるの。」

 

「え?そうなのかい?隠し事とか、秘密とかはお互い全部とうの昔に打ち明けあっていたと思ってたよ。でもいいさ。なんだい?」

 

「実はね、私、子供の頃にナメクジを軒下で見つけたの。子供は残酷ね…。私、キッチンからお塩を持ってきて、そのナメクジにひとつまみふりかけたの。」

 

「…?うん…。」

 

「そしたらね、そのナメクジ、溶ける…、いや、縮むかと思ったら、逆に大きくなったのよ。」

 

「・・・え?」

 

なぜ、今そんな話を?ま、まさか走馬灯を見ているとか…。

 

彼女が次の言を紡ぐのを待つ。喉がごくりと鳴った。

 

「ナメクジはどんどん大きくなって、なんだか男性器みたいな形に変わっていくの。そして…。しゃかんでいた私のスカートの中に入り込んで、そして…。」

 

悪夢の話だろうか?

 

続きを待つ。

 

「私は、私の体内に入り込んだナメクジが何をしているか分かったわ。私の初潮は皮肉にも早かったのよ。中で蠢くナメクジの感触を感じながらも、私にはどうすることも出来なくて、するに任せていた…。」

 

「・・・」

 

「やがて、ナメクジは私の胎内で溶けた、と思うの。そして…。およそ3ヶ月後、そのナメクジとの子を宿したことが分かったわ。そして1年後、生まれてきたのが貴方。」

 

「・・・あ?」

 

何を言っているんだ?

 

「今は緩やかに年を取っていく時代…。でも、私はその中でも、老化のスピードは普通の人よりさらに緩やかなものになる反面、ナメクジが何らかの疵、刻印を体内に残したのでしょうね、あまり命は長くないであろうことをどこかで直感で悟った。私は、生まれてきた貴方を心から愛そうと…。」

 

「ま、待て待て待て!じゃあ何か?オレは君とナメクジとの子供ってことかい!?さっきから黙って聞いてれば、君はボクのお母さん、ってか?そりゃあ悪い夢の類いだよ。何を言っているんだい?」

 

「あなたは、知らず知らず近親○姦したり、実の母親とも知らずに赤ちゃんプ○イをしたり、チャッキ―みたいにチ○イルドプレイしてたってことね。くくく、恥ずかしくないのかしら?」

 

「う、ウソだあ~!ウソだと言ってくれナンシィ~!」

 

「誰かしら?ナンシ―って?あなた、浮気してたの?くくく…。」

 

「い、いや…。」

 

「いや、何?」

 

「ぼ、ボクは一体どうすれば…。」

 

「・・・。・・・恐れを知らない戦士のように振る舞うしかないんじゃないかしら…。」

 

「・・・。・・・あ、アンインストールしてください。」

 

「分かったわ。」

 

ぽちっ。

 

「うわああああああ~!!」

 

あわれ、船外へ放り出されるジャン。そしてなぜか彼は、宇宙空間の中で秘孔でも突かれたかのごとく散華したのだった。

 

「ふん、きたねえ花火だぜ。」

 

宇宙船は旅を続ける…。

 

広大な宇宙であまりにも長い時間過ごすと人は狂うのだろうか…。それは、誰も知らない。

 

/「知っちゃいけない知られちゃいけない」:Fin

 

う~ん、「チャ―ジマン研」にこんな話、ありませんでしたっけ?まあいいや。

 

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さてさてお久しぶりです。

 

私はますますッ!生命力と精力にッ!漲っているッ!

 

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皆様におかれましてはど―かな?

 

いやまあ、私事で恐縮だが、カテキョの仕事が終わり、税務署の仕事もほぼほぼ山場を越えて基本ヒマなのである。

 

カテキョは従来2本入ってて、一方は中三の双子の女の子、もう一人は中2の男の子であった。

 

前者については、妹が3/4に公立の高校を受け灰色の受験生活を終える流れだ。頑張り屋さんでひたむきで、その裏返しかやや劣等感を抱えやすかった。

 

んで、後者の子であるが、すまんが仕事をこちらから本部に打ちきりを要請する形となった。その前に本人からダメ出しが出た、ってのもあるけど。

 

基本無気力で覇気がない。いや、それがいいとか悪いとかではなく、1日学校でイヤな勉強に向き合わされ、競わされ、また家に帰ってきてやれ塾だのカテキョだのとさらなる勉強を強いられ、成績が上がらないから親からもどやされる。

 

勉強にそもそも根本的な苦痛を抱いている子を勉強に向かわせるのは私では至難であった。

 

基本、今のカテキョの派遣元はこうした子を対象に業務を展開している。むしろ、前者の女の子のような子供が例外なのかもしれない。そう考えると、どうにも気の毒な気がする。

 

まあ、カテキョはそんな感じだ。すまんが、私は仕事はス―パ―ドライである。それはそれ、これはこれ、だ。

 

んで、税務署であるが、ちと不謹慎だが2月の下旬からお客さんが目に見えて減ってきたので、数学の問題をノ―トに書き写し、お客さんが途切れた隙を見計らって勉強を始めた。まさかあからさまにスマホだの本だのを持ち込むわけにはいかない。

 

んで、研修資料のファイルを広げて、それをフェイクとしてその左に数式を術式ばりに展開していくわけだ。

 

だが、職員さんがまめに回ってくるのでなんだか落ち着かない。たぶん、とっくにばれているような気もする。オレは看守の目を盗んで牢獄の壁に穴を掘る脱獄囚か。

 

あとはお寺。お寺の仕事はつまりは作務だ。いやあ、心が洗われるねぇ。うららかな春の陽光を象徴する私の心のごとしである。

 

まあ、そんなところで生存報告(?)でした、押忍!/おしまい。

 

(追記)あ、そうそう、お笑い動画を二本投下しておきますね。一本目はかなり有名なやつだからご存知の方もいらっしゃるかもしれんが。

 

私は史上最高に笑いました。いやあ、氏ぬかと思ったよ。

 

 


【バグ】2021オリンピックを実況したら腹筋が崩壊した

 


カラダを変形させて244km/hを投げるプロ野球スピリッツを実況解説!!

「潜在意識の流儀」について前戯チックに語る。①

どうも!誠に久方ぶりでございます。

 

まあ、日常はバタバタしてるんだけど、そんなに目が回るような、ってほどでもない。

 

ただ、税務署の接客中はフェイスシ―ルド&マスクア~ンド黒ぶちブルーライトカットメガネ、って出で立ちなのだが、異様に息苦しく、一度酸欠っぽくなった。

 

よく見ると、職員さんは上手く頃合いを見てマスクを外し、酸素補給をしているではないか。

 

はよ言って。

 

なんか疲労から来るものだらうか?などと余計な心配をしてしまったよ。

 

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酸素補給をするとメガネが曇る。曇り止めを買おう、などといつも思うのだが、仕事が終わるとけろっ、と忘れている。

 

しょ―がないから雑多帳にメモったが、それでも今度はそのメモに書き込んだこと自体を忘れており、家に帰って飯食った後メモ帳をなにげにだらだら見てああ、そうだった、とか気づくのだが、外に出るのがかったるくて明日でいいや、とか先送りしたりする。

 

まあいいや。そのうち、ってことで。

 

そのくせ、ヘンなサプリや本とかの類いはメモらなくてもしっかり覚えている。なんじゃこの差は。

 

てなとこで近況報告でございました。

 

さてさて、そんな絡みもあるのだが、私のところに連絡をしてくる友人筋で、コロナ不安でまいっておりなんとかならんかね、ってことを言うのがいるので、ちょいと対策を考えてみた。勿論複数人に共通であてはまるとことオ―ダ―メイドのとこはある。

 

当たり前だが、根底にはストレスがある。さすがに精神科や心療内科にかかるレベルではなさげだが、強い漠然とした予期不安を持っている感じだ。当然ながら、私の立場としては運動を倍プッシュする。

 

いつもの我がバイブル本を2冊。

 

一流の頭脳

脳を鍛えるには運動しかない!最新科学でわかった脳細胞の増やし方

 

ただ、である。

 

運動を奨めて、よし、やってみる!ってなる人間は私の仲間内にはいない。悲しいくらいいない。やれ腰が痛えだの、疲れているだの、めんどくせえだのの返事が返ってくる。

 

次に考えるべきは、ここの"腰の重さ"をどうクリアするか?である。勿論、頑張れ!だのなんだのと発破をかけたところで、ただの根性論とか精神論と変わりはない訳だ。

 

彼らに共通して起こっている現象って、なんだと思います?

 

まあ、コ―チングとかカウンセリングなんかに興味のある方はすぐに分かると思うんですけど…。

 

いわゆる、「潜在意識の現状維持メカニズム」ってやつがブレーキになっている。勿論、諸々の日々のストレスやら疲労やらもあるのだが。

 

で、この現状維持メカニズムやらホメオスタシスやらについては、私めはまあまあ過去に泥臭い取り組みの蓄積、ストックがある。いくつか、語れるところを語る。

 

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まずは、日常に何らかの変化をつけよう、とか思ったとき、最初の第一歩が一番エネルギーを要し、ここの「最初の第一歩」をほんっと~に、少しの量でいいから丁寧にニ~三日丹念にやりましょう、ってとこ。これは基本中の基本である。

 

変化を嫌い、生存本能ゆえに脳は変化しない、冒険させないことを望む。いわば心配性のお母さんだ。

 

このお母さんをなだめすかし説得するために、変化しようとする我々は涙ぐましい努力をする。潜在意識の書き換えだの、ブロック解除だの、感謝リストだの波動を上げるだの・・・。

 

肉をまとっている我々は、要は心のお母さんが97%とかで、対して3%とかの力しかない。圧倒的なポテンシャルの差。いくら頑張っても、努力しても、顕在意識が白で潜在意識が黒とかだったら、まあ絶望しかない。

 

そんな訳で、次の手を打つ。子供は自立をしなければならないのだ。いや、イメージ的には"黒"の反対派お母さんを徐々にグレ―に染めていき、最終的にオレ色に(限りなく)染める。

 

結構アファメーションしようだのイメージングしようだのワクワクしようだのの本は山ほどあるのに、"3%の我々"が三次元世界で如何に振る舞うか?について触れている書籍なりネット情報なりは、それに比して著しく少ない。

 

これもたぶん、スピリチュアル・自己啓発難民を量産する一因なのだろうな。

 

要するに、我々は「潜在意識の流儀」とも言うべき行動原理で動く必要がある。「」内の言葉は石井裕之さんのフレ―ズを拝借した。

 

潜在意識には「全体性」ってのがある。

 

何かって言うと、潜在意識にも経済担当、健康担当、人間関係担当、自己実現担当だのと、あらゆる分野の担当大臣がおり、バランスを取っている。

 

例えば、だ。私の過去の例をとってみる。別に不幸自慢とか自分語りの類いではない。

 

私はうつ病にかかった時は本当に苦しかった。以上。

 

ここで何が起こっているか?

 

まあ、健康担当が発しているシグナルに気づかなかったのかもしれないし、人間関係がぎくしゃくしていたのかもしれない。そう言うあれこれの積み重ねで強いストレスがかかり、落っこちる。長い人生、こんなこともある。

 

ただし、一つの分野でどん底に落ちるとき、全部の分野が破滅的にどん底に陥るわけではない。私は少なからず経済担当に助けてもらったが、アホだから当時流行っていた投資に走ってしまいすっからかんになったどころか、借金までこしらえた訳だ。

 

ああ、もっと早くにこ―ゆ―の知っておけば…。潜在意識なんて、頭文字すら知らんかったもんな。日々日々「セン○リ」しかしてなかったよ。

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ともかく、そう言う原理は働いている。んで、大事なのは逆の視点だ。どん底から這い上がるとか、逆境を抜けるとかをやる時に、多くの人が陥る罠がある。

 

またもや私の例で語る。

 

私はもう、死の恐怖やら死の衝動やらに振り回され、一方で膨らんでいったのは限りのない健康への憧れ、執着である。人生の優先順位で言ったらこんな感じだ。

 

1.健康

2.健康

3.健康

 

だから、健康を得るために少ない障害年金をためらいなく怪しげなサプリにつぎこんだり、ドクターショッピングをしてやれあんたの診断ではホントのところは分からんだの、ネットでこんな薬を見つけたから出せだのと、実にめんどくせえ患者になっていた時期すらある。ごめんなさい。

 

だからこう言うときは、うつ病さえ良くなれば、健康さえ手に入れればオレは幸せになれるンだ!的なオ―ラがたぶんえげつないほどに出ている訳だ。

 

別の方の場合だと、例えばいきなりリストラに遭ったとする。これとて悲劇だ。まあ、落ち込まない人はいない。

 

んで、失業手当が出て、とりま体調とかは悪くはないからぼちぼち求職活動しようか、などと重くても腰を上げる時が来るだろう。これなら十分に現実的な対処と言える。

 

確かに、経済担当がコケたかもしれないが、失業手当などのセ―フティネットや退職金などの引き当てもあるし、なんとかなる領域である。

 

例えば身体がまあ元気とかなら「全体性」の観点から、全部がコケる、と言う訳ではない帰結である。全部コケたら、その人は永遠に破綻してしまう。

 

しかし、だ。

 

この人が何か、スピリチュアルとかをオカルト的に信じてこじらせていたり、自己啓発マニアとかになってっちゃったらどうだろう?

 

こう言うタイミングで、宇宙にオ―ダ―すれば全てが思い通り!みたいな本を書店で見たりすると、妙に心が浮わつく。

 

早くラクにもなりたいし、現実を思い通りにもしたい。まあ、気持ちはすごく良く分かるし、別にその手の本は必ずしもウソは書いてないので、そこにちりばめられているワ―クの類いをやるのもいい。

 

ただ、さっき書いた通りそれをやりながら、あるいはどこかのタイミングで、"3%の私"は現実面では「潜在意識の流儀」や「全体性」と言うものを意識した行動原理で、トライアンドエラ―を行う必要がある。ここが肝要だ。

 

私は「健康×3」だったけど、この人ならさしずめ「お金×3」と言ったところか。私の例の方が恐らく分かり易いので、私の例で語る。

 

「潜在意識の現状維持メカニズム」を味方につけるもう1つ(もう何個かあるけど)は、この「全体性」を意識し、「全体の底上げ」を行うことである。健康面だけ改善しよう、などと思ってもほぼほぼ上手くいかない。まあ、「運」と言った方が通りがいいかもしれない。

 

健康だったら、健康運、仕事運、金運、恋愛運(私はさっぱりですがなw)などなどが、手を取り合って上がっていく感じなのだ。勿論、エネルギーの回復の見極めも大事であるが、これは別口で触れる。

 

目安としては、ちょいと挑戦するのに勇気が要るような課題や舞台に飛び込むこと。 

 

そして、そこで自己成長して、例えば過去の私ならば健康面での悩みのスパイラルのステージから、それを一歩俯瞰できる視点で眺められる所まで上がっちゃう、ってことである。

 

こうすると例えば、人生の優先順位が下記のように書き換わるかもしれない。いや、現状私個人はまあまあそうなっているのだが。成長しているかどうかは知らないw。

 

1.仕事

2.お金

3.健康

 

なかなか健全な優先順位ではある。

 

ただまあ、私の場合は少しばかり仕事中毒なところがあるので、そもそも仕事が嫌いですとか、仕事そのものが人生の最大の悩みの根源です、って方は話半分で見ていただくほかはないのだが、それでもやはり、「全体性」ってとこで言うのなら、仕事は重要である。

 

まずは「仕事」と言うものの解釈を書き換えるのはいいかもしれない。ただただ生活のため、とか、お金のため、とか、親が大人がそう言うからとかではもう苦痛でしかないのはたぶん私も同じである。

 

1つは「全体性」って観点で底上げをする訳だから、ああ幸せになるためには欠かせないよね、とかでもいいかもしれないし、自己成長のためでもいいし、徳積み、ってとこでもいいかもしれない。まあ、そこらへんは色々だ。

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話がいつものように長くなってきたので一旦区切ろう。

 

ユングは言う。『抵抗するものは蔓延る』と。

 

誰でも悩みを持っている。人間関係のこと、家族のこと、持病のこと、借金のこと、自分の性格のこと…まあ、色々だ。

 

んで、仕事をしている間も、その悩み事は脳みそのどこかで常にネガティブに居場所を確保して、若干膨らんだり縮んだりを繰り返しながらも、絶えずメモリを奪っていく感じかと思う。

 

少なくとも、まずこいつへの向き合い方として、何度も言う「全体性」ってとこを踏まえるなら楽にフォーカスをずらせるか、もしくはそれがどうでもいい、って所に自分を持っていく必要がある。

 

悩み事をどうこうしようともがくと余計ドツボにはまる。まあ、お釈迦様が言う「無明」も似たようなニュアンスだ。

 

そんなとこを語る布石を打ちつつ終わります。ではではまた。/おしまい。

 

 

 

 

 

 

 

 

性欲バスターズ。④

「強敵(=とも)よ…。」

 

「ああ。ここまで来たな…。」

 

「拳で語ろう。」

 

ふぅぅぅぅ。

 

空気が二人のもとに凝集してゆく。あたかも今、世界にこの二人しか存在しないかのような場の密度。時もまた凝集し、やがて空気と共に一度激しく爆ぜまた、凝縮を繰り返す。

 

今…二人こそが世界の、宇宙の主人公。

 

開闢間近か…。濃縮された空気の塊は限界までの熱量を帯びていく。出口のない"それ"は、二人の間の空間に見えない質感を作り出す。

 

概念が崩壊する。

 

「あたあっ!」

 

「ぬおおおん!」

 

全てが…爆ぜる!

 

・・・。

 

・・・・・・。

 

ぱっぱっぱっ。

 

しゅううう~。

 

「どっちだ?」

 

「う~ん…。"レフト・ゴッド・フィスト(=左の神の拳)"。」

 

「はずれ。」

 

ぱっ。

 

むわっ。

 

「ぐおっ!」

 

「ふふん、石は右だ。アメジストなんだが、六本木の露店でキレイなお姉さんから買ったんだ。20万円かかったよ。母ちゃんに小遣いもらってな。」

 

「バカだよおめぇ…。そりゃあ真っ赤なニセモノだ。おめぇん家金持ちだからいいけどよ。それはそうと、おめぇ普段何食ってんだよ!今日の屁はまた格別だな、熟成されてやがる!どんな腸内環境してんだよ!一回内視鏡で診てもらえ!」

 

「ふぅぅぅ~。言いたいことはそれだけか…。見苦しいぞ…。ちなみにここ一週間は肉ばっかり食ってるな。あとは基本的にカウチポテト派なんでな、ジャンクなんかも多い。」

 

「ダメだ!ダメだよおめぇ!どんなに舌の先でほじくっても取れない歯のカスくらいダメなやつだ!いいか、もっと野菜も食え!食物繊維は大事だぞ!?オレは別に医者じゃねぇが、ここの所のおめぇの屁はもはや常軌を逸してやがる!」

 

「あ、牛乳もパックで飲んだな。」

 

「聞けよ人の話を!」

 

「あのよ…。オレ思うんだけどよ、オレとおめぇ、いい加減付き合い長ぇよな。んで、二人とも顔を付き合わせればこうやって、石と屁を交えている。」

 

「ジャンケンよりスリリングだよな。」

 

「だがな、いつまでもこんなことをやっている訳にもいくまい。オレら、揃ってニ―トだ。現実を直視しようぜ。」

 

「なんだよ、急に常識人ぶりやがって。自分から、ハラワタから逃げるつもりか?いいじゃねぇか、オレらの神のケン○ロウだって無職だろありゃ。それに、お前んちは金持ちじゃねぇか。」

 

「いや、母ちゃんには今にも勘当されそうだ。あとな、あの世界は暴力が通貨だ。この世界はそうじゃねぇ。胸に7つの傷があったって、ハッタリにもなりゃしねぇんだよ!」

 

「じゃあ、どうしろってんだよ!またハロワ行くのめんどくせえよ!」

 

「いつの日かのめんつるみてえな甘えたこと言ってんじゃねぇ!稼ぐぞ!」

 

「簡単に言ってんじゃねぇよ。」

 

「いいや、オレにいいアイデアがある。たぶん、オレらこそがオリジナルになれる。」

 

「な、なんだと?き、聞かせろ。」

 

「オレとお前…。こうやって長いこと拳を突き合わせてきた…。ライバルでもあり、そして友でもある。お互いのことは誰よりも知り尽くしている。そして、だ。互いに磨き合い、研ぎ澄まされた嗅覚がある。」

 

「!」

 

「鑑定するんだ。臭い鑑定士は公の資格としてあるみてえだが、オレらは裏街道を行く。」

 

「な、何をする気だ?」

 

「顧客を若い女性客限定に絞るのさ。看板に"若い女性限定でおなら鑑定します!腕と鼻に覚えあり!プライバシー厳守!"とでも書きゃあよ、恥ずかしがり屋な若い女性客は、オレたちにはにかみながら尻を差し出すと言う寸法だ。これこそ、まさに"ウラ"にして"ニッチ"、ア~ンド"リッチ"!!」

 

「・・・???。どこかが、どこかが決定的に間違っているような気がするんだが…まあ、大丈夫か。よく分かんねぇや、オレバカだし。なんとかなるべ。」

 

「オレらは労せずして、可愛い若い女性のおならを嗅ぎ放題!」

 

「しかも、カネも貰える!」

 

「くっくっく…。(ほくそ笑み)」

 

「フッフッフッ!(ドフラミンゴ笑い)」

 

・・・。

 

・・・・・・。

 

数年が過ぎた。

 

彼らはその存在を、それなりには世に知らしめていた。

 

彼らの思惑通り、裏街道での存在感は知る人ぞ知るややピンポイントな客層によって確立され、ネット界隈でも"特級嗅ぎ師"なる何やら中ニ病くせえ呼称で知られている。

 

正確には、彼らは"嗅いで"いない。

 

どっちかと言うと、"嗅がれて"いた…。

 

「ふぉぉぉぉッ!」

 

「ぬぉぉぉぉん!」

 

彼ら自身もそれなりに頑強ではあったのだが、上には上がいる。見上げればキリがない。

 

んで、より屈強な男性、とりわけそう言った男性を好む男性を呼び寄せ、狩られがちだったのだ。おならもいっぱい嗅がれた。

 

その割に、まあまあいいお金を取ってもいたので、懐はまあまあ潤っていた。そしてまた顧客とのプライベートの境界線も、やや彼らの中であいまいになりつつある今日この頃なのだった…。

 

それにしても。

 

こんな商売、果たして成り立つのだろうか、そもそも論として。

 

・・・。

 

う~ん、私は世間知らずな所がありましてね。あると思えばあるし、ないと思えばない、と言うくらいなものであろう。軽く流そう。

 

二人の今後ますますのご発展とご健勝を祈る。

 

/「最近の名作は仙台が舞台のものが多い」:Fin

 

なんじゃ、この宴もたけなわな締めは。

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さて。

 

あさってから仕事が4つ掛け持ちになる。一個一個単体では時間が長いわけでもストレスフルとかでもないし、長い期間でもないのでまあイケるが、結構じわじわ体力や気力を削るのは、地味~に少し長い時間の通勤時間だったりする。

 

空間・距離の移動と人間の疲労度の関連性は、脳科学だか神経科学だかで説明がついたような気がするのだが、忘れてしまった。

 

通勤時間が長い人は、基本的には一本二本早くても前の電車とかに乗るべきである。ただでさえなんかのエネルギーを喰われるのだから、早起きして乗客が少ない時間に乗り、のんびり本でも読む快適空間に書き換えた方がいいだろう。もっとも、このコロナ禍、人工密集地の通勤事情がどうなっているのかは正確には掴めていないのだが。

 

まあ、この話はこんな所で終わるとする。

 

よりにもよってこのコ―ナ―である。

 

shirosuke0214-pr-tomo.hatenablog.com

 

 

shirosuke0214-pr-tomo.hatenablog.com

 

 

shirosuke0214-pr-tomo.hatenablog.com

 

「テストステロン」との兼ね合いの話および、精力剤マシマシの話である。言っておくが、やり過ぎてはいけない。

 

サプリの類いはさすがに身体に入れるものだ。ただただおカネ目当てのあからさまにヤバいサプリだって少なくなってきたもののまだまだあるし、私欲を貪るのは代償を少なからず伴うのが世の常だ。私は貪ってないけど、日々の今世を楽しむためそして、自分の成長のために性欲を、一応は健全に強化したり活用したりしている…つもりである。

 

ちなみに、「テストステロン」の感受性の問題だったか、「人差し指と薬指」の対比により分かることがある。「性欲が強い男性」の話なんてものに需要があるはずもなく、「性欲が強い女性」辺りの動画で紐解くと結構この話題は真っ先に出てくる。ちなみに、占いの類いではない。(私は意図して調べたのではない!勝手に動画が流れてきたのだ!w)

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要するに、人差し指より薬指の方が長いと性欲が強い。んで、比率を求めるともちっと細かい所まで分かる。闘争心が強かったり社会的に成功しやすいってのがある。個人プレーが好きな人なんかに多そうだ。

 

反対に、人差し指の方が長ければ周りとの協調を図り、共感性が高い。こっちは女性っぽい感性が特徴だ。

 

ちなみに、私はかな~り薬指が長い。「指比」は「0.91」である。かなりやべぇ数値だ。なるほど、こいつを知った時、私は真っ先に小学校とか中学校の頃を思い出した。

 

私は自意識過剰で承認欲求が強かった、いや、こじらせていた。外面はともかく、内側はかなりやばいがきんちょだった。んで、闘争心は一部の分野に特化して発揮されていた。べんきょ―とサッカーである。

 

んで、紆余曲折を経て、どっかで博愛・平和主義者になり(ホントかね)今に至るのだが、セルフでの心理療法や無意識領域への介入(要は単なるゴ―ル設定と潜在意識の書き換えですw)を色々行いいじったことと、あとは人様との出会いでなんとか真人間にしてもらった、と言うところなのである。(いや、今でも真人間かどうかいまいちビミョーなんだけどさ)

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自分の話はともかく、この記事を見てオレも(私も)筋トレやってみよう!とか、股間浴してみよう!って方がいらっしゃるのであれば、スタートとして自身の"立ち位置"を「指比」で客観的に把握しておくことは有益だろう。人差し指が長いからいいとか悪いとかじゃないしまた、反対のケ―スにも同じことが言えよう。

 

長くなっちまったのでサワリでおまる、いや、終わる。では。/おしまい。

 

>猫p様

 

コメントありがとうございます。

 

意外と商社って、面接は保守系ではないとこもあるみたいです。時折面接受けてるとミョ―にミョ―なことが言いたくなることはありますね。

 

 

 

 

 

 

 

とことんブレない君が好き。

「次の方どうぞ。」

 

がちゃ。

 

「失礼します。」

 

「どうぞ、おかけ下さい。」

 

「は。」

 

「自己紹介をお願いします。」

 

「水岸たかしです。坂口大学経済学部に在籍しており、マクロ経済学と金融学を専攻しております。それはそうと、お金はまあ確かに、私が得をすれば必ず失う人がいるのが世の常。逆もまた然り。しかしながら、おっぱいはどうなのでしょう?昨日さる女性に道すがら、ついご無沙汰だったもんでおっぱい見して、減るもんでもねぇよね、と迫ったところ通報されましてね。この三次元の重力場におけるところの…。」

 

「ちょ、ちょ、ちょっと待ちたまえ。いや、ここは吉倉商事の新卒面接会場なのですが?た、確かにあなたのエントリーシ―トなどは手元にあります。紋切り型の面接のくだりではなく型破りでユニークなのですが…。」

 

「かのバブル時代にはあったようですね。ずっと無言で面接会場に佇み、面接官が痺れを切らした所でやおら立ち上がり、"男は黙ってサッポロビール!"などと言って採用されたと言う事例が。」

 

「いやそれ、都市伝説だから。君も伝説にしてあげようか?」

 

「私は数々の伝説を既に作っておりますので。」

 

「ほう?聞かせてもらいましょうか。」

 

コペンハーゲンで駅弁しながら大通りを100m10秒フラットで駆け抜け、2秒フラットで発射しました。」

 

「は、早いね。」

 

「貧乏人なんで足が早いんすよね。」

 

「貧乏人と足の速さに何の関係が…。う、う~ん、伝説はもういいので、当社を志望した理由を聞かせてください。」

 

「はい、たくさんのありがとうを集め、宇宙船地球号をありがとうでいっぱいにします。」

 

「それとわが社に何の関係が?どこかのブラック企業みたいだねぇ。ありがとう集めたってメシ食えないから。」

 

「わはははは!」

 

「何笑ってんだよ!」

 

「あ、笑うタイミングじゃなかったか。」

 

「う、う~む。じゃ、じゃあ、当社に入ってどんな仕事をしたいですか?」

 

「はい、指示されたことをマニュアル通りにこなし、毎日定時で上がります。」

 

「いやいや、そうじゃなく!何を当社で手掛けたいのか聞いているのだがね!?」

 

「人の負の感情を喰らう魔物…。"好事魔多し。"と古より申します。御社はこのご時世にあって業績もうなぎ登り、しかも業界の評判も顧客満足度も非の打ち所はありません。私はデ―タを重視致しますが、見えない世界の力と言うものもけして軽んじてはおりません。」

 

「・・・。」

 

「私は宗教家や霊能力者の類いではありませんし回し者でもありません。しかし、何となくこうした場のエネルギーと言った、まあいわば運気の流れと言ったものにも鋭敏なところがありましてね。彼岸と此岸を繋ぐ術を、私は日々日々術式展開しつつ・・・。」

 

「・・・。・・・そのココロは?」

 

「つまり、私は弱者を見ると虫酸が走るのです。」

 

「君は鬼滅の刃の猗○座かね?」

 

「アイツぜってえ股間にアワビ入ってますよね。」

 

「入ってねぇよ!猗○座ファン多いんだぞ!?アブねぇことを言うな!」

 

「ちなみに、私の娘も猗○座ファンなのだよ。」

 

「しゃ、社長!?」

 

「話は聞かせてもらった。水岸君と言ったね。なかなか面白い脳内環境になっておられるようだ。わが社には今一つ、ム―ドメ―カ―の存在感が希薄な所があってね。君のような何やらキテレツな発想をする学生を採用すると言うのも、新しい風を呼び込めるのかもしれん。」

 

「ふん、えらそ―に。」

 

「き、貴様ァ!社長になんて口を!」

 

「まあ、待ちたまえ。君のああ言えばこう言う的な返しの早さとキレはなかなかのものだ。少々恐いもの知らずだがね。どうかね?商売と言うものは綺麗事だけではやっていけん。時には、心を鬼にしなければならぬこともある。たくさんの修羅場を潜り抜けねばならぬこともある。だが、私と共に…。」

 

「たかしちゃん!?」

 

「マ、ママ!?な、何でこんな所に?」

 

「たかしちゃんが心配だったからに決まってるじゃない!いいのよ、無理してサラリーマンなんかにならなくて。お父さんの後を継げばお金に困ることもないし、ぜ~んぶあとのことは岸田が責任を負うようになってるから!あなたはな~んにも苦労をすることはないの。さ、帰るわよ。ふん、何よ!こんな三流商社!」

 

ばたん。

 

・・・

 

・・・・・・

 

・・・し~ん。

 

「な、何の茶番、かね?」

 

「う~む、とんだレア級モンスターでしたね。塩は上等なやつを使いましょう。も、もう今日は面接、やめましょうかね?」

 

「ふ、ふむ、それが良かろう。私はこれで帰らせていただくよ。」

 

「は、はい・・・。」

 

/「茶番に付き合わせてすみませんでした。」:Fin

 

さてさて、引き続き「呪術廻戦」を読んでいる。これは仕事の為である。

 

「鬼滅」はどこにも売ってねぇので今日20巻をレンタルしてきた。おあずけ食らった犬みたいにがっついていたことを、店員さんは知る由もなかろう。

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う~ん、最近の第一線の少年誌の一線の漫画は重い。私ががきんちょの時分など、割りと分かりやすい勧善懲悪っぽいノリのやつが多かったと思うが。

 

勿論、消費者サイドの要請もあろう。ありきたりなものではウケない。結構、振り返ってみれば「ヱヴァ」あたりから流れって変わったんすよね…。内面のドロドロしたものに焦点を当てたりの流れは…。

 

ちょいと話が逸れるが、いわゆる「引き寄せの法則」だけど、あれをどう扱うかは自身の内面の様々な線引きが必要になる。基本的にはエゴから来る欲や煩悩を強化する作用があるから、対極の負の感情や否定的な思考もしっかり強化される。

 

したがって、それらとの付き合い方、そして現実面との接点をしっかり保たないと、ただただ苦しんだりアヤしげな人にお金を吐き出したりと情報弱者として搾取されてしまう。勿論ちゃんとした人もいるんだけど。

 

まあ、結構取り上げるテ―マではある。

 

とりわけ、恐怖とか不安とかの類いは、本来ならばもちっとデリケートかつフラットな接し方をしなければならないし存在意義を知らなければならないのだが、何だかどんな時にもワクワクしましょうとか、ヴォルテックスの中にいましょうとか、ちょいと浮世離れしている。

 

ネガティブなことを考えると波動が落ちて、物理面でもネガティブなことが起こる。考えちゃいけない、考えちゃいけない…。

 

だから、情報の受け手はネガティブな感情や思考をとことん否定する。抑え込んだり、考えないように考えないように、と強張ったり、蓋をしたりする。

 

ところが、こう言う感情はそうした扱いをすればするほど、皮肉にも何倍にも膨らんで暴走するか、後になってでっかいツケとなってしっぺ返しが来てしまう。

 

まあ、そう言うことを体得するのも経験だ。長い人生、回り道も必要である。

 

ただ、数々の失敗を経て、苦悩を経て、希望と絶望の連鎖を繰り返しながらもがきながら生き抜き、結果磨かれる潜在的な神性みたいなものがあるとすれば、これはその人だけのものである。人と比べるようなものではない。

 

なもんで。魂をゴリゴリに磨きましょう。

 

てなことを、「鬼滅」や「呪術」を見ているとつらつらと思う。恐怖とか不安とかを物語にいいスパイスとして調合し込んでいるのがたまらない。

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後者に関してはとりわけ、「呪力」とか「術式」などの源が人の負の感情であること、また、感情がブレやすい局面で如何にニュートラルの自身を保つか、と言ったトレーニングまである。まあ虚構の世界の話なのだが、マインドフルネスなりレジリエンスなりのメンタルトレーニングにも一脈通じる。

 

これを今リアルに受け止める少年少女世代の胸中や如何に?

 

いや~、そこまで考えてないっす、話がとにかく熱いので、と言う反応もあれば、辛い幼少期を過ごした子なんかは異なった反応を返すかもしれない。

 

エンタメとして線を引きつつも、知らず知らずがっつり感情移入して我を忘れている。で、これを肴(?)に教え子たちと語らう。なんとも痛快ではないですか。べんきょ―そっちのけになるかも。

 

そんなこんなで、勉強だけが大事なのではない。スパルタ塾とかで勉強ばっかりさせられている子供たちが可愛そうになってきたなあ。

 

てなとこで終わります。では。/おしまい。

 

>猫p様

 

コメントありがとうございます。

 

カテキョの醍醐味ですよね。教える方も楽しくやるのがモットーです。

 

 

 

 

家出少女を匿ったら狼少年だった。

さてさて。ふぉふぉ。

 

何の気まぐれかは分かりませんが、気まぐれに更新したくなりました。月曜まで休みなので、読者様のもとを回れたらこれまた嬉しいし、こっちの方はあまり気まぐれにはしたくないのであるが。

 

今受け持っている家庭教師先の子供の共通の好き好き漫画(アニメ)に「呪術廻戦」がある。双子の女の子サイドはその他はジブリと「鬼滅」と「ハイキュー!!」、別の男の子サイドは「進撃の巨人」フリークである。

 

まずは派遣元から依頼が入るとき、成績とかの分かりやすいデ―タはすぐに入ってくるので得手不得手をざっくり把握するのだが、まあ細部については実際に現場入りしてみないと分からない。当然のことながら、成績であるとか学業とかの客観的なデ―タも大切であるが、目線を合わせ、当人と心を通わすとか寄り添うとかの所を抜きにして任務に当たるわけには行かない。

 

悩み、好き嫌い、趣味嗜好、まああとは私がよく触れる意識無意識のとりわけ無意識の領域。特に非言語の情報を読み解く上では少しばかり直観を働かす必要がある。

 

成績を上げるのは家庭教師の仕事でそれが至上命題だが、まあなかなかに日々の努力が報われないとかめんどくさいとか、他にやりたいことがあるとかで、いまいち結果に結び付いていない子専門の派遣元なので、「好きこそものの上手なれ」になってくれそうかどうか。そこらへんは手探りから入る。

 

家庭教師をやる上でよくありがちなのが、親御さんの期待がでかく結果を求められる、と言うことだ。親御さんとのコミュニケーションも大切であるしまた、利害の橋渡し的なことも時にはやらねばならないだろう。男の子の方の親父さんがそんな感じだ。しかし男の子の方は滅法勉強が嫌いである。

 

と、とりま与件はそんな感じで、まずは依頼を受けたときは他の先生が逃げ腰でして、となんだかヘンな物件でも紹介されるような勢いであった。とりあえず趣味を聞いたらゲ―ムと動画、そして「進撃」が好きだって言うんで、アニメを観ようとしたら滅茶苦茶ボリューミーである。

 

一期は観てたんで、そのカビの生えたような記憶で勝負するしかあるまい、と観念し、部屋に入ると「呪術廻戦」があり、通常は休憩時間はコミュニケーションを取るのだが、すぐにパッとそのコミックを手に取り完全に自分の世界に入ってしまうのだった。

 

「・・・。」

 

と、言う訳で。観念して(?)コミックを買ってきた次第である。

呪術廻戦 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

前置きが長くなりました。なるほど。

 

なかなかに重たい感じですね。「死」をどう捉えるか、そして、内側に抱える、そして今後抱えていくであろうエタイの知れないものとの葛藤の中、どう自我を保つのか。保っていくのか。

 

こう言う設定は嫌いではない。てか、超好き。

 

女の子サイドは基本的に、体育会系で日々の鍛練も作用しているのであろう、しっかりと人間性が磨かれている。確かに勉強は得意ではないかもしれないが、厳しい部活の上下関係であったり、日々の練習や試合であったりでしのぎを削る中自分の技能を磨けば、自ずとこう言う人間性は培われていくことは多い。

 

だがまあ、勿論例外はある。人の痛みが分からない人は往々にして、先輩にされて嫌だったことを後輩にもやる、と言った悪習を引き継いでいったりもし、部活の場が陰湿ないじめなどの温床になることもあろう。親御さんからしたら気が気ではない、ってケ―スもありうる。

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双子の女の子の方は前者のタイプである。また、親御さんがとてもしっかりしているし、幼少期から自然に親しんできたこともあり、心が豊かに育まれたのだろう。

 

いや別に、男の子の方に問題があるとかの話ではない。ちょいとはにかみ屋さんでおっとりしたところがあり、また気が散りやすいが、宿題などはきっちり仕上げてくる。こちらはサッカー部だ。

 

う~ん、小中の部活、とりわけ体育会の部活と言うのはなかなかに奥深いものである。違った個性が生まれ、色々な家庭環境に育ち、学校に入りクラス、そして部活動で人間関係を学び、心を育む。どれもけして軽んじられてはならない。

 

どこかのステージで、はっきり陰と陽に分かれる場合がありうる。また、学校時代は陽のステージを過ごした人がその後の人生を順風満帆に送れるかと問えば、そんなに単純なものではない。

 

てな訳で。もういっちょ、今進行形で読んでいるやつを。

 

アルジャーノンに花束を〔新版〕(ハヤカワ文庫NV)

これは有名な作品だ。知的障碍を持った人が、さるオペで賢くなっていくのだが?と言う話。何となく結末が見えるだけに、まだ冒頭の部類に入るのだが切なくなってくる。

 

自己と他者。この「実体性」と「関係性」と言うところにしばしば言及するが、人間関係の中で生まれる懊悩の大半が「分離意識」とか「分断思考」、と言う所にありそうだ。

 

人は、人が抱える苦しみの100万分の1も知り得ないだろう。だが、それを知ろうとする、汲み取ろうとする意志があるのなら、それは少なくとも「良心」と言えるのかもしれない。

 

富者と貧者。健常者と障碍者。男性と女性。マジョリティとマイノリティ。他人種。多種多様の宗教。世界は様々な「分断」を色濃く作り出すが、まあ名著「ファクトフルネス」にあるように、世界のこうした悲劇的な「分断」は、実は我々が思っているほどは大きくはなかったりする。だが、多くの人の心にこうしたものは深い影を落としてしまい、時に思い込みに見合った悲劇が生まれてしまうこともある。

 

FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

だが、摩擦を繰り返しながらも、議論や和解、時には血を流しながらも、人間関係は営まれていき、ある人はその中で愛や感謝を学び、ある人は他者や自身を傷つけ続ける。

 

一冊の良書が、センセ―ショナルに取り上げられ、その多くが心を育むものであろうと、それが心の貧しい人に届くことはあまりない。しかしながら、そう言う人とて、どこかのステージで自らの過ちに気づくなら、良書を啓蒙したり宣伝したりにも十分に意義はある。どこで誰がそれを手に取り、どう思いどう行動に転じるかは分からない。

 

はて、何が言いたいんだったか。

 

「呪術廻戦」にせよ「アルジャ―ノン」にせよ、あとは男の子の好きな「進撃」にせよ、主人公の背負ったものは重い。ここは共通している。そして、主人公を中心に営まれる人間関係もまた、実に興味深い。

 

とりわけ、三書ともに内側のネガティブな想念である「恐れ」、「恐怖」、あるいは「絶望」などにも至るのであろうが、その取り扱いは繊細かつ精妙である、と思っている。どれもまだ途中までしか読んでいないのだけれど。

 

「恐れ」を受け入れ、あるいは飼い慣らし、あるいは噛み潰しながら、その逆説で生まれる優しさと強さ。そう言った内面の変化や成長が、その人がその人であるために必要なのだ。「死」についてしばしば触れる「呪術廻戦」なんかは、しばしばギリギリの局面で発露する当人の「生き様」にまで鋭い焦点を当てる。

 

誰かが言っていた。ちなみに、私もそう言う考えはあるが、発言主は私ではないw。

 

「今の子供は漫画で真実を知っていっている。一方で何も分かっていないのは親はじめ大人の方である。」

 

と。

 

はて?なんだっかな?最近Kindleで読んだんだけど返却してしまった。

 

まあ、明らかにそう言うものだろう。思慮分別がつけばつくほど、知恵がつけばつくほど、理屈先行になっていきなんだか頭でっかちになっていったりするものだ。行き着く果ては・・・まあ、言うまい。

 

童心に返ってでもなんでもいいので、漫画はオススメである。なかなか大人になると、やれ時間がないだの、やれ忙しいだのと遠ざけがちな娯楽、と決めつける人は多いのだろうが。

 

うん、私は仕事でそう言うのに触れるチャンスが多いのだから、仕事には恵まれているのだろう。お金はほどほどでいいが、漫画が買えないのは困る。

 

てな所で終わります。では!/おしまい。

 

 

 

愛と光と影とエイドリアン。

とある銀行の窓口。

 

見るからにアヤしげな男が、突如ライフルを取り出した!


「カネを出せオラァ!」(パリ―ン!)


「キャアッ!」


「サツに通報なんかしやがったら…。てめぇらどうなるか分かってるよなぁ!」


「・・・ッ!」

 
「客共は残らず腕を頭の後ろに組んで、床に伏せろォ!モタモタすんなオラァ!」(パリ―ン)

 
「た、助けて下さい、命だけは…。」

 
「ほう?じゃあ、てめぇの有り金と預金の全部、オレに渡してもいいってんだな?」

 
「いえ…。」


「あァ!?」


「差し出すのは私のおたまじゃくしです。」


「な、何言ってやがる!?」


「お客様…。お客様の大事なおたまじゃくしを差し出させる訳には参りません。手前共、大半は自前で調達が可能でございます。おぃ!」


「はっ!(シコシコシコ)」


「え、えぇ!?」
 

「強盗さん、あいにくあなたは入るべき銀行を誤られたようです。ここは精子バンク。お客様の精子を精根込めてお預かりし、そして信用を築き創るため、並びに少子化に歯止めをかけるべく、我々はその貴重な精子の需要と供給をマッチングさせる…、」


「ま、まてまてまて!表には確かに阿漕銀行と…。そ、それによォ!さっき、そこの窓口の女がキャア!とか悲鳴を上げてたじゃねぇか!?」


「あ、強盗さん、当店には女性はおりませんよ。何人かはニューハ―フとかハ―ドゲイ、ロリや熟女などのマイノリティや性癖をくすぐるマニア向けの年齢層にも扮する店員が常駐しておりまして。とりわけ若い男子行員の性癖や嗜虐心、背徳感や罪悪感などなど、様々な侵犯と裏返しの自虐心、そしてめくるめく快楽を刺激するための趣向を凝らし、即時的なおたまじゃくし不足に対応出来る態勢を整えております。」


「・・・。」


「よく見れば強盗さん…。あなたはなかなかのイケメンでいらっしゃる。」


「…ひっ!?」


「イケメンさんのおたまじゃくしは高値で取引されます。そうですねぇ、あなたくらいのお顔と若さでしたら、結構な買い手がつきそうです。あなたのイ○顔を撮影させていただき、露店で売らせていただくか、もしくは…。」


「や、やめろォ!」


「今だ!逃がすな!」


屈強な、後ろに控えていたガ―ドマン数人が強盗を組み敷く!そして…。


ずるっ。


「おやおやおや、さっきまでの威勢はどこへ?すっかり縮み上がっていらっしゃる…。おい!元気にして差し上げろ!」


「な、何の店なんだここはぁ~!?」

 
「あらぁ強盗さん、ちょっとだけティッシュの切れはしが…。」

 
「生々しい描写をするのをやめろォ!」

 
「どれ…。オカズを用意致しました。これはいわばカタログ。あなたの性癖をリサーチ致します。あとは当店の店員が…。」

 
「す、好きにしてください…。」

 
結局。


強盗のジュニアが最も反応したのは。昭和から平成にかけてのジュニアアイドルの写真集だったと言う…。


/ 何とタイトルを付けて良いか分からないが何だか最低のフィクションを書いた気がします。:Fin

 
心中お察しします。ち~ん○。


さてさて、一週間が終わりました月月火水木金金


あ、ワレは明日も仕事ですが、家庭教師先の双子の女の子のうちの一人がッ!栄冠をッ!勝ち取りました。

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私立なので早いんすよ。吹奏楽部の推薦枠であるが、高校は全国区の名門である。果たして、私の家庭教師は何かの役に立ったのだろうか。


ふむ、それは問うまい。試験内容は面接と作文であった。


もう一人の女の子は引き続き、と言うことにはなるが、なんか付き添いたいような話をしてもいる。麗しき姉妹愛なのかもしれない。


ちなみに、私は理科とかはさっぱり分からん。物理化学系はイケるが、他の分野はアウトである。


今は模試の解説をしなければならないのだが、あいにく模試の解答解説が雑なのだ。そこを肉付けしなければならないのだが、生物地学の知識問題、あとは歴史地理系はお手上げである。


ただ、今はこれらの教科のうち、生物地学系は結構単なる知識問題ではなく、実験のデ―タを抽出したものから問題の核心に迫る系のやつも多く、これならイケる。非言語のパズルに近いからだ。


何がどう繋がるか分からないから面白いのかもしれないな。

 
ちなみに、やっぱり私は自分のことより目の前の人にベクトルやエネルギーを向けると、ストレスにもならないし楽しくもある。今日はお寺の清掃だったが、仕事に成りきっているとき、自分の脳内ではどう言う変化が起こっているのか、非常に興味がある。


脳内の神経伝達物質やホルモンを科学的に測定するのはちと難しい。理論上は下手すりゃ頭蓋骨を割らなければならなくなる。セロトニンが活性化してるだのなんだのは、基本的には尿中の濃度だったり川下の濃度のことを言っている。


だとするとどの部位が活性化していて、どこが不活性化しているのか。触媒として何のホルモンやらが関与しているのか。そこらへんまでは分かるかもしれない。

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頭にPETだの電極だの付けるのだろうか。昔ながらの戦隊ものでドタマがぴこぴこ光るやつがいなかったっけか。あんな感覚で、私はドタマにマシンを付けながらお寺の廊下などをモップがけしたりする訳か。


あくまで私個人の事情だが、私の内面で暴れ、肉食系の負の感情を吐き出す源になっているのはエゴだ。


な訳で、前回書いたような"唯識"的な、エゴを融解させて仕事に取り組むってことをやると、エゴが弱まり、ストレスは緩和され、何かしら多幸感をもたらすエンドルフィンやらオキシトシンやらの物質が出て反面ストレスホルモンは後退する、と言う好ましい脳内環境になっている可能性はある。

 

だからまあ、私は仕事関連のストレスが少ないどころか、それを制御する方向へ向くと言うのは、とても幸せなことなのかもしれない。反面、持病のことなんかを考え出すと、終わりのない悩みに叩き込まれ、これまた終わりのないストレスで自家中毒的に苦しむことにもなろう。


ただ、これが普遍的に、あるいは万人にあてはまる黄金律的なものなのか、と問えば、これまた微妙だ。 

 

そもそも、仕事をどのように捉えているか、と言うことにもなれば個人個人で事情は全く異なるし、仕事そのものに関わるストレスも千差万別だ。仕事そのものに不服がある人もいるだろうし、上司の口が臭いとかかもしれないし、毎日決まった時間に自分を狙いすまして電話をかけてくるクレ―マ―かもしれないし安月給なのかもしれない。

 

「魂」とかのちょっとアヤしげな話になるが、皆それぞれが役割を持ち、喜びを感じる点もそうじゃない点も全くもって異なり、そう言う集合体が組織だったり社会だったりする。まあ、言うまでもないことではあるが。

 

リ―ダ―シップの話であったり組織のマネジメントの話であったり、適材適所であったり采配であったりに、理論や学問はどっちかと言うと机上の空論になりがちなのであるが、そうと分かってその手の本を読み、あくまで線を引いて自分の脳みそに汗をかく分にはいいのかもしれない。主観で見てしまいがちなのであればケ―ススタディ的な事例集の類いは収穫は多かろう。

 

ともあれ、人間どうしても自分が正しい、と思い込みがちなところがあるので、耳の痛いことを言ってくれる人がいる、と言うのは宝なのかもしれない。今の私にはあんまりそう言う人がいないので、ちょいと困っていたりする。だがまあ、人様に頼る訳にもいかないので、あ~だこ~だとない知恵を絞るのだが、そう言うときの引き出しは過去の苦い経験の記憶であることが多い。

 

先ほどの話に戻るが、エゴがさぞ悪者のように書いているが、勿論そんなことはない。貫くべき時に貫くエゴと言うのには価値がある。しかしながら、エゴを優先したり、押し付けたり、エゴ故に思い通りにならないことを思い通りにしようとして終わりのない苦しみに苛まれたり、方便の類いに使われたりすると歪む。どうしてもベクトルが自分に向かうからだ。執着もまたエゴから生まれる。

 

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執着は心の防衛本能の一つである、といつか書いた。心、主に自我意識であるが、これを守ろうとする心の防衛本能は必要なものであるが、当人を苦しめてしまうものでもある。当人の変化や成長を阻むメカニズムもあったりするのでややこしい。こう言う矛盾を内包しながら、人々は葛藤し生きていくものなのだろう。

 

これは人生の構造的な枠組の話である。神様からのカリキュラムくらいに捉えて頂ければ。時折愛が重すぎることもあろうが。

 

うつ病の患者さんが抱えがちな心の闇は、この防衛本能が少しばかり強く出すぎてしまっている故でもある。だが、だからと言って、エネルギーが枯渇している段階で、うつ病患者に無理に就労をさせかえって自尊心を挫き、回復から遠ざける訳にもいくまい。

 

だが就労にも、上に書いたような動機を内発的なものとして発露させ事に当たれば、突破口が開ける一面もある。ゆめゆめ、専門家との連携をとりながら、ではあるが。

 

そんなことを思うた。

 

そんな見るからに高尚なようなことを言ってるそばから、冒頭のような最低のフィクションを書く私はインモラル作家でも目指した方が実は合ってたりして。「天職」なんてものは、やってみないと分からんものである。

 

少なくとも私は、インモラル作家は天職ではなさそうでほっとしている。たった今、胸に手を当てて聞いてみましたw。

 

では!